ブラックストーン、日本などで積極的活動-アジアは「成長エンジン」
(ブルームバーグ): 世界有数の資産運用会社ブラックストーンはアジアを「成長エンジン」とみなしていると、アジアのプライベートエクイティー(PE、未公開株)事業責任者アミット・ディクシット氏が明らかにした。
ブルームバーグテレビジョンとのインタビューでディクシット氏は「明るい材料が多く見られる」とした上で、同社がインドや日本、オーストラリア、東南アジアで積極的に活動していると指摘。「各市場に深く根ざしたチームを擁している」と述べた。
また米国の金利低下も世界的に事業を後押しする方向だと語った。
インドについては、現地で約500億ドル(約7兆1400億円)相当のPE投資・不動産資産を保有する同社には「規模」があり、トップクラスの投資家だと述べた。
さらに同氏は、ビザ(査証)業務などの委託を受けるテクノロジーサービス企業VFSグローバルの少数株売却に向けた交渉はシンガポールで順調に進んでいると話した。同国の政府系投資会社テマセク・ホールディングスはVFS少数株を取得する合意に近づいているとブルームバーグが先に報じている。
ブラックストーン所有のVFSグローバル、テマセクが出資へ-関係者
原題:Blackstone Sees Asia as Growth Engine as US Rate Cut Gives Boost(抜粋)
--取材協力:Kyoji Iwai、Anand Menon.
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Preeti Singh, Paul Allen