貴景勝 パリ五輪から刺激「見たら元気もらった」 大関復帰へ不変の姿勢「全力を尽くすことに変わりはない」
大関から関脇に転落した貴景勝(常盤山)が27日、両国国技館で行われた力士会に参加した。かど番だった名古屋場所で負け越し。25日まで行われた夏巡業を慢性的な首痛のため全休したが「やれることはやってますよ。衝撃に負けない体作りをやっていた」と、治療と部屋での鍛錬に励んできたことを明かした。 パリ五輪にも刺激を受けた。「オリンピックは4年に1回。僕らは悔しいと思ったら、挽回できるチャンスは比較的回数が多い」と、相撲は雪辱の機会に恵まれている点に言及。「見たら元気をもらったし、力士全員がいい相撲をとれれば誰かの活力になるんじゃないかなと思って見ていました」と振り返った。 今場所10勝以上で大関復帰。「全力を尽くすことに変わりはない。よい状態になるように体を作っていきたい」と不変の姿勢で、2度目の返り咲きに挑む。