人気園芸店のバイヤーに聞く 私の「推し!」シクラメン
毎年、進化が止まらないシクラメン。花色や花形だけでなく、育てやすい品種もふえて、庭や鉢での楽しみ方もぐんと広がりました。『趣味の園芸』2024年12月号では、 シクラメンのトレンドを知りつくすバイヤーの塩見亮一さんと宮﨑百々子さんのお二人に、いま育てたい最新&注目品種を教えていただきました。その中から、ほんの一部をご紹介! みんなのシクラメンの写真
アンティークカラーに変化する花色を楽しんで
【塩見さんの推し!】「アンティラオ」シリーズ シーデンモーン シクラメンにも、いよいよ「くすみカラー」が登場!「あせていく花色を楽しむ」ことを目標に育種され、初めは鮮やかな赤紫色が、咲き進むとシックなニュアンスカラーに。 ビロードのような花弁には高級感があり、和風にも洋風にも合います。年末の華やかなシーズンにぴったりの花です!
「八重咲き」を超えた万重咲き! 枝垂れるような花姿も可憐
【宮﨑さんの推し!】「ローゼス」シリーズ ローズ バラのように花弁が重なり、ボール状になった花がゴージャス! 咲き進むと、花の重みでうつむくので、ハンギングにもおすすめです。 雄しべが花弁化しているので花粉が出ず、1つの花が1か月近くもつので、花がら摘みの手間も最小限。暑さにも寒さにも強く、庭植えにもできます。
12月号では、植物愛あふれるお二人が自信をもって薦める、シクラメンの超最新品種情報をお届け。今年もシクラメンの進化から目が離せません! 塩見 亮一(しおみ・りょういち) 花き商品販売会社勤務 子どものころから筋金入りの「植物好き」。生花店で販売や企画を担当。生産者から直接話を聞くため、全国各地の栽培農家を巡る日々。「つくり手の熱意を、お客様に伝えたいです」。 宮﨑 百々子(みやざき・ももこ) ガーデンセンター勤務 花好きだった母の影響もあり、福岡県の大型ガーデンセンターに勤務。店頭でお客様の声を聞きつつ、仕入れ担当として生産現場も訪問。「両者をつなぐ役割にやりがいを感じます」。 ●『趣味の園芸』2024年12月号〈人気園芸店のバイヤーに聞く 私の「推し!」シクラメン〉より