くまのプーさんのぬいぐるみを持参して入寮した中日のドラフト１位・金丸夢斗（球団提供）

　中日のドラフト１位・金丸夢斗投手＝関大＝が８日、ドジャースの“大谷翔平仕様”で、名古屋市内の選手寮「昇竜館」に入寮した。大谷も着用するブランドのスーツに身をまとい、大谷愛用の寝具メーカー・西川のマットレスを持参。「待ちに待ったプロ生活が始まる。新人王を目標に、１年目から戦力になれるように頑張りたい」と、プロへの第一歩を踏み出した。 　両親の運転で選手寮に到着した金丸は、紺色のスーツにドラゴンズブルーのネクタイを締め、左腕に「ＢＯＳＳ」のロゴが入った黒のダウンジャケット姿で登場した。大谷がアンバサダーを務めるファッションブランド「ＨＵＧＯ・ＢＯＳＳ」のもの。大学時代は関大の大学スーツがあったため、社会人デビューに合わせて、ＢＯＳＳのスーツを新調した。 　持ち込んだこだわりのものはマットレス。昨春に腰痛を発症したことをきっかけに、睡眠への意識を改めた。「大谷選手も使っていたみたいなので」と、大谷が睡眠コンディショニングサポート契約を結ぶ西川のハードタイプマットレスを購入した。「腰の負担が少なくなるように、自分に合ったものを買った。しびれたりするので、（投げる）左肩を上にして、潰さないように気をつけています」とプロ意識もばっちりだ。 　こだわりのマットレスを敷いたベッドには、愛用するくまのプーさんのぬいぐるみを座らせた。「抱き枕がないと寝られないので」と、はにかんだ２１歳。初めて親元を離れるドキドキの新生活も、かわいい相棒を両腕に抱えて、プロの世界で大きく羽ばたく。