新年一発目を走るガールズ・尾方真生「ここ3年くらい年始が悪すぎる」マイナスイメージ払拭なるか/西武園競輪
西武園競輪場のミッドナイト競輪「楽天Kドリームス杯(FII)」が8日から開幕する。初日の2Rガールズ予選①を走る尾方真生(25歳・福岡=118期)に話を聞いた。 年末のガールズグランプリを終えて、新年一発目となる今開催。まずは年末のことを振り返ってもらった。 「過去の3回は何が何でも先行しなくちゃとやってきたけど、今回は初めて勝ちたいと思えた開催だった。それは自分の中でも成長を感じました。ただ、あの位置になるんだったら、後ろから坂口(楓華)さんみたいにカマした方がよかったのかなって…。児玉(碧衣)さんに先に行かれて、焦ったとかはない。相手が強すぎて歯が立たなかっただけです」と振り返った。 そして、今開催は22年のオールスター競輪のアルテミス賞を走った以来の当地登場。尾方に当地のイメージを聞いてみると「相性はあまりよくないと思う。初めてが6R制ガールズで高木真備さんや佐藤水菜さんがいたし、あとはガールズフレッシュクイーンとアルテミス賞。ここではグレードが高いレースしか走れていないんですよ(苦笑)」。 「しかも、ここ3年くらいは何故か年始が悪すぎるんです。(ガールズグランプリを走ったあとだからでは?と聞いてみると)2、3年前くらいに、石井寛子さんにどうしても年始が悪いって相談したら『去年のことは全て忘れること』って言われたけど、それがなかなか…」とマイナスイメージが飛び出してきた。 マイナス発言が飛び出したが、尾方は走りでも繰り出すコメントでも年々、成長をしているように感じる。それは尾方が今まで努力をしてきた結果が実ってきている証拠だろう。 「西武園は捲りが決まりにくいんですよね…」とトドメの弱音を吐いていたが、今シリーズをいい形でスタートして、当地と年始の悪いイメージをまずは払拭してもらいたい。(アオケイ・宮本記者)