阪神・大竹 珍要求「甲子園の水風呂の水温下げて」 3年連続2桁勝利目標 パフォーマンス向上へ意“浴”
阪神・大竹耕太郎投手(29)が17日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2300万円増の9000万円で更改した。現役ドラフト組では9200万円の中日・細川に次ぐ高額で、同組初の1億円は来オフに持ち越した。 【写真あり】藤浪晋太郎 阪神選手らとのプライベートショットに「すげ~メンバー」 交渉の場では「甲子園のクラブハウスの、水風呂の水温を下げてほしい」と珍要求。温水と冷水を交互に入浴する「交代浴」の効果向上で疲労回復をさらに促進させ、球団では16~18年のメッセンジャー以来となる3年連続2桁勝利に直結させる。 「京セラドームの水風呂は凄く、キンキン。京セラの冷たさを体感して帰ってきたら、ちょっと、だいぶ…」 一般的な公衆浴場の水風呂は17~20度程度で、アスリートのアイスバスは11~15度が適温とされる。甲子園はやや高く、改善を希望する仲間にならい声を上げた。球団の即応に感謝し、来季の快投を期す。 「昨年(の成績)は村上が断トツで、今年は才木が抜けている。悔しい。(こだわりは)イニング。才木くらい、投げていければ」 今季は144回2/3を投げて7年目で初の規定投球回。しかし才木は167回2/3も投げた。「意地でも(ローテを)回って、一週も飛ばされないように」と語り「25年は大竹の年だった、と言ってもらえるように」と決意を新たにした。真価を問われる25年。襲い来るセ界の猛者に冷や水を浴びせる。(八木 勇磨)