緊急事態宣言を延長 安倍首相が会見(全文3完)アビガンは月内承認目指したい
安倍晋三首相は4日午後6時、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「安倍首相が会見 「緊急事態宣言」5月末まで延長(2020年5月4日)」に対応しております。 【動画】安倍首相が会見 「緊急事態宣言」5月末まで延長 ◇ ◇
改憲議論とコロナ問題をからめるのはどうか
中国新聞:中国新聞社の下久保です。よろしくお願いします。総理は先日の憲法記念日のビデオメッセージで、現在のコロナの拡大を受け、これに対して緊急事態条項の新設に意欲を示されました。現在の状況、コロナの感染終息が見通せない中で、この状況下で改憲議論にコロナの問題を持ち上げるのはどうなのかという意見もあります。この点について総理のお考えを聞かせてください。 安倍:すでに自民党は4項目のイメージについて提案をさせていただき、その中で緊急事態宣言があるわけであります。今の事態だから申し上げているのではなくて、ずっと申し上げているということです。 司会:それでは次、じゃあ吉野さん。
義務教育の遅れやそれに伴う格差をどう考える?
テレビ朝日:テレビ朝日の吉野です。学校の一斉休校についてお伺いいたします。5月いっぱいでもう3カ月です。6月以降の確証がまだ得られない中で、目前の課題として義務教育の遅れですとか、それに伴う格差についてどうお考えでしょうか。オンライン教育ですとか9月の入学というのは1つの解かもしれませんけども、総理の具体的な見解をお伺いしたいです。 安倍:安倍政権は発足以来、第1次政権もそうですが、教育に力を入れてまいりました。その中でこうした緊急事態において学びの場が奪われてしまっている。子供たちがみんなで一緒に勉強したり遊んだり、共に時間を過ごす貴重な時間が失われてしまっていること、本当に残念であります。そしてその中で、子供たちの学びに著しい遅れが生じることがあってはなりませんし、また、地域によって大きな格差が生まれることがあってはならないと思います。 そうしたことのないように今、全力で取り組んでいるところでありますが、これまで政府としては、子供たちが家庭学習を行えるように、オンラインの教材や動画等の提供を行っています。また、1人1人の端末、IT端末、1人1台のIT端末の実現に向けまして、当初の4年を1年間で実現、実施できるように予算を確保します。もちろん予算を確保したからといってすぐできるということではなくて、これはまさに地方自治体の皆さんにも相当頑張っていただかなければならないということになりますが、まずその予算を確保しました。 そうしたさまざまな対策をしているところでありますけども、先週、感染予防に最大限、配慮した上で、分散登校を受け入れるなどの段階的な学校再開に向けた工夫も提示をしております。子供たちの学習機会の確保に向けて、地方自治体や学校現場と一体となって全力を尽くしていきたいと思います。さまざまな、われわれもアイデアを取り入れていきたいと思っています。 司会:それでは後列の奥から2人目の男性の方。所属とお名前を明らかにしてお願いします。どうぞ。