前線部隊に新型兵器と弾薬を ハルキウ戦線のウクライナ軍
ハルキウ、ウクライナ、6月13日 (AP) ― ウクライナ北東部のハルキウ戦線で、ロシア軍の侵攻を食い止めているのが、旧ソビエト製の榴弾砲とこれを運用するウクライナ国家親衛隊のハルキウ旅団だ。 同部隊がロシア軍攻撃用に運用しているのは旧ソビエト製のD-20で、ベトナム戦争や中東戦争、ソ連のアフガニスタン侵攻などで使用された152ミリ榴弾砲だが、短時間でより多くのロシア軍に損害を与えるためには、新しい兵器と弾薬が必要だと前線の兵士は指摘する。 同部隊は5月10日のロシア軍の侵攻で、ハルキウ戦線に投入され、部隊の士気を保つためには「疲れている暇はない」という。 「勝利、占領者の破壊、自国領土の解放、そして家族や子供たち、愛する女性のもとへ生きて健康な姿で帰ること‐‐士気を保つためには、これが最も重要な動機だ」という部隊長。 前線のウクライナ軍指揮官らは、米国がウクライナ軍に高機動ロケット砲システム(HIMARS)によるロシア領内への攻撃を許可したことで、ロシア領内の標的を攻撃した結果、ロシア軍のハルキウ戦線での砲撃が一時ほど激しくなくなったと指摘している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)