露の最新鋭ステルス機を爆撃 ウクライナ軍がドローン攻撃
キーウ、ウクライナ、6月11日 (AP) ― ウクライナ国防省情報総局は6月9日、前線から600キロ近く離れたロシア領内の空軍基地に駐機中の最新鋭ステルス戦闘機を、ドローンで攻撃したと発表した。 情報総局は、攻撃後とされる衛星画像を公開した。もし確認されれば、ロシア最新鋭戦闘機と称賛される双発のSu-57ステルス機に対する、ウクライナ初の攻撃成功例となる。 1枚の画像では、駐機中の航空機の周囲のコンクリートに黒いすすの跡と小さなクレーターが点在しているのが見える。 情報総局によると、ウクライナの前線から589キロ離れたロシア南部のアフトビンスク空軍基地に対する攻撃は8日に行われた。 6月7日付の画像(左)に見える同基地に駐機中のSu-57の機体が、6月8日付けの画像(右)では被弾の痕が見える。 ステルスミサイルを数百キロにわたって搭載可能な同機は、ロシア空軍でも10数機しか実戦配備されておらず、2028年までに合計76機の納入を発注したという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)