「夏休みいらない」13%──困窮家庭の切実な声 給食ナシ、エアコン代で負担増 “体験格差”の悩みも【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
あるアンケートでは、7割超の親が「夏休みは疲れる」と回答しています。物価高が続く中、経済的に困窮する家庭にとって夏休みは生活費が重くのしかかるため、厳しさが増しています。「特別な体験をさせられない」という悩みも深く、支援が求められています。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「“夏休みいらない”親子に負担?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●物価高で…“食事減らした” ●夏休みの体験“させられない”
■子どもの夏休みは負担?…調査結果
馬野恵里花・日本テレビ社会部記者 「子どもの夏休みを負担と感じるお父さん、お母さんが少なくありません。3歳~12歳の子を持つ父母に、小学館『HugKum』がアンケート調査を実施。『子どもが夏休みだと正直親は疲れますか?』という質問に、7割を超える71.4%の人が『はい』と回答しています」
■ケンカ、宿題…疲れる理由の1位は?
馬野記者 「疲れる理由は何なのでしょうか? 8位は『きょうだいゲンカの仲裁』です」 鈴江奈々アナウンサー 「過ごす時間が増えるとね…」 森圭介アナウンサー 「まあ、それだけ長い時間一緒にいますからね。それはそうなります」 馬野記者 「6位は『自由研究や宿題を見る』です」 鈴江アナウンサー 「何にするかと、いつも悩みますね」 馬野記者 「4位は『家事がいつもより増える』。最も多かった1位は『食事の準備』です」 鈴江アナウンサー 「めちゃくちゃ分かります。3食食べるというのがこんなにも負担が増えるんだと実感します。お昼ごはんの準備はちょっとずつ子どもにできることにシフトしたいんですけど、まだ一気にはできません。『給食ありがとうございます』という気持ちです」 森アナウンサー 「子どもと一緒に過ごす時間が長くなる夏休みは楽しいと思いたいけれども疲れちゃうという、相反する気持ちが…。楽しくありたい、と思っています」
■宿題や食事にまつわる保護者の悩み
馬野記者 「調査では親御さんから、『夏休みの宿題が多すぎる』(30代・栃木)、『学童のお弁当の用意』(40代・神奈川)、『常に何か食べたいがある。何を食べさせるか迷う。退屈と言われると何かさせなくちゃと思う』(30代・広島)といった声が上がりました」 河出奈都美アナウンサー 「私も夏休みの宿題が終わらなくて母に付きっきりでやってもらったことがあったなと思い出します。当時は、親が一緒じゃなくても子ども同士で勝手に外に遊びに行ったりとかもしていたんですけれど、今はそうもいかないんですよね」 鈴江アナウンサー 「外が暑くて難しいと思います」