ラグビー・リーグワンの開幕を前に、記者会見で笑顔を見せるＢＬ東京のリーチ（左）＝９日、東京都中央区

　ラグビーのリーグワンは21日、4季目のシーズンが開幕する。 　優勝争いは、連覇の懸かるBL東京と、3季ぶり優勝を目指す埼玉が軸。昨季より2枠増えた6チームがプレーオフ（PO）に進むことから、リーグ終盤まで熱戦が続きそうだ。 　BL東京のFWリーチ主将は「連覇という言葉は一切使わない。その方が力が出る」と言う。昨季最優秀選手に輝いたSOモウンガ、日本代表ロックのディアンズ、フッカー原田ら戦力は充実。従来の接点の強さに加え、速攻も磨いてきた。 　埼玉は2季連続でリーグ戦1位ながらPO決勝で敗れた反省から、好機でトライを取り切ることがテーマ。長くチームを支えた堀江が引退し、SO松田が移籍したが、フッカー坂手やCTBライリー、長期離脱から復帰したプロップ稲垣ら実績のある選手がそろう。 　昨季3位の東京SGは南アフリカ代表WTBコルビらが健在で、元日本代表SOの小野氏をヘッドコーチに迎えた。同7位のトヨタは昨年のワールドカップで日本代表の司令塔を務めた松田を獲得し、FW姫野とのコンビで上位をうかがう。元ニュージーランド代表のSHペレナラが加わったBR東京も面白い存在。 　リーグ戦は各チーム2試合増えて18試合。期限付き移籍も導入され、新顔の活躍や下位からの躍進など新たな楽しみも期待される。