F1第19戦、2強対決の予想を覆し、フェラーリが1-2フィニッシュ達成【アメリカGP 決勝】
「レッドブル昇格権」争い、初戦は角田裕毅の完敗
このレースのもうひとつの注目ポイントは、ダニエル・リカルドに代わってRB入りを果たしたリアム・ローソンと角田裕毅のチームメイトバトルだった。誰もが承知の通り、この戦いはレッドブルで不振が続くセルジオ・ペレスに“何か”があった時に、どちらがトップチームへの昇格の権利を手にするかの戦いでもあった。 圧倒的に有利なのは実績と経験を積んだ角田のはずだったが、レースが蓋を開けてみると、リカルドの持ち越しペナルティで最後列からスタートしたローソンの速さが際立つ展開に。 ローソンにとっては初のサーキットながら、ハードタイヤでのロングスティントやクーリンなオーバーテイクなど危なげない走りで、なんとF1復帰初戦でいきなり9位入賞。 一方の角田はミディアムタイヤを早めに消耗させた挙句に、ハードタイヤでの第2スティントではペナルティや単独スピンで入賞のチャンスを逸するなどいいところなし。まさかの完敗という手厳しい結果となってしまった。 次戦第20戦メキシコシティGPは、3連戦の2戦めとして、10月27日、首都メキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。
2024年F1第19戦アメリカGP リザルト
■2024年F1第19戦アメリカGPスプリント 結果 1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)19周[8] 2位 55 C.サインツ(フェラーリ) +3.882s[7] 3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +6.240s[6] 4位16 C.ルクレール(フェラーリ) +6.956s[5] 5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+15.766s[4] 6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+18.724s[3] 7位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)+25.161s[2] 8位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+25.588s[1] ───────────── 9位11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+29.950s 11位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+38.363s 16位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +44.088s ※[ ]=獲得ポイント ■2024年F1第19戦アメリカGP決勝 結果 1位 16 C.ルクレール(フェラーリ)56周[25] 2位 55 C.サインツ(フェラーリ)+8.562s[18] 3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+19.412s[15] 4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+20.354s[12] 5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+21.921s[10] 6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+56.295s[8] 7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+59.072s[6] 8位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+62.957s [4] 9位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +70.563s[2] 10位 18 F.コラピント(ウイリアムズ・メルセデス)+71.979s[1] ───────────── 14位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1周 ファステストラップ 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) ※[ ]=獲得ポイント。 ■2024年F1ドライバーズランキング(第19戦終了時) 1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 354 2位 4 L.ノリス(マクラーレン)297 3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)275 4位 81 O.ピアストリ(マクラーレ
Webモーターマガジン編集部