【プレミア12】大勢「点を取られて悔しいですね」「ただ僕の力不足、技術力不足で打たれた」
◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第2戦 日本9―6ベネズエラ(2024年11月22日 東京D) 【写真】<日本・ベネズエラ>9回を締めた大勢(右)と坂倉(撮影・島崎忠彦) 侍ジャパンの守護神・大勢投手(25=巨人)がスーパーラウンド第2戦となった22日のベネズエラ戦(東京D)で今大会3度目のリリーフ登板。今大会初安打初失点を喫するも、今大会初の奪三振で試合を締めくくった。 9―5とセーブ機会ではない9回に6番手として登板。最初に打席へ迎えた8番・アルシアに2球目の154キロ直球を中前打されて今大会初安打を喫した。 それでも、続く9番のD・カスティジョは初球の156キロ直球で二ゴロ併殺打に仕留めて2死走者なしに。勝利まであと1死となった。 だが、1番・アマリスタにフォークボールを右前打されると、2番のCJペレスへの初球が捕逸となって2死二塁。このCJペレスに内角高め154キロ直球を左前に弾き返されて1点を失った。 これで9―6となり、打席にはこの試合3安打を放っている3番のH・ロドリゲス。2球目が大勢の暴投となり、再び2死二塁とされたが、最後はフォークボールで空振り三振に斬って取り、試合終了に持ち込んだ。 大勢は15日の韓国戦(台北D)、16日の台湾戦(台北D)といずれも3人でピシャリと抑えて2試合連続セーブ。いずれの試合も被安打、失点なく、同時に奪三振もなかった。 この日の投球内容は1回で打者5人に対して16球を投げ、3安打1失点(自責0)。1三振を奪い、四死球なし、直球の最速は156キロだった。 試合後、大勢は「いや、点を取られて悔しいですね。以上です」と自身のふがいない内容に悔しさあらわ。「打たれたボール。ちょっと甘いボールもあったので、しっかり投げ分けしていきたいなと思いました」と反省点を口にしたが、「よかったと思います」とチームの勝利を守って胸をなで下ろした。 そして、「今日は点を取られたので、次はしっかりゼロで抑えられるように。しっかりコーナーを投げ分けて、はい。質の高い投球をしたいなと思います」とキッパリ。 登板間隔が空いたことについては「いや、僕は空けば空くほどいいほうなんですけど。体の状態とシーズン通して。なので、それは関係ないというか。ただ僕の力不足、技術力不足で打たれたなって感じです」とした。 残り2試合。「明日のアメリカ対ベネズエラの試合次第で、明日の試合のあれも関わってくると思うので。まあ、そういうのを気にしながらベネズエラが勝ったら、しっかりやりたいなと思います」とし、今後の修正点については「コーナーをしっかり投げ分けていきたいなと思います。あと一球一球、意図を持って投げたいなと思います」と話した。 昨年3月にはWBCで世界一を経験しているが、ベンチの雰囲気については「人数が少ないので、ソラさん(鈴木翔天)の分もみんなでカバーしようとやっていて。どうしても井端監督も采配のほうも難しくなってくると思うんですけど、人数が少ない分。そこを皆がカバーしてやっていきたいと思います」とし、ブルペンについても「雰囲気はいいと思いますよ。頑張ろうって」と話していた。