バルセロナ、ナイキ社と38年までユニホーム契約延長で合意へ 年間平均209億円と現地報道
スペイン1部バルセロナがユニホームサプライヤーであるナイキ社と契約延長で合意したと8日、スペイン各紙が報じた。 バルセロナは98年にナイキ社と契約を結んでからずっとその関係を維持し、現行の契約は28年までとなっている。そんな中、スポルト紙が理事会の関係者から入手した情報によると、バルセロナのラポルタ会長は8日に開かれた理事会で、何カ月も交渉してきた契約の詳細を説明した。これまでメーカー変更の可能性を模索したこともあったが、最終的にナイキ社との交渉を進め、38年までの10年間の契約延長で合意に至ったという。理事会で承認されたため、ラポルタ会長はこの後、ナイキ社との契約締結日を正式に決定する。 スポルト紙によると、この契約延長により、24年から28年にかけて現在受け取っている金額よりも年間4500万ユーロ(約74億2500万円)増加。28年から38年までの10年間は契約ボーナスが加わり、今よりも年間6000万ユーロ(約99億円)アップする。 スペイン紙ムンド・デポルティボは、バルセロナがナイキ社から受け取る金額を具体的に伝えている。24年から38年までの14年間の年間平均が1億2700万ユーロ(約209億5500万円)となり、総額で17億ユーロ(約2805億円)を超える。(高橋智行通信員)