リスク覚悟の異色興行に挑む鉄腕タイソンが健在ぶりをアピール 衝撃のスパー映像に米震撼「本当に60歳目前なんだよな」
異色の興行に挑むレジェンドに熱視線が注がれている。 来る11月15日(現地時間)に米テキサス州のアーリントンのAT&Tスタジアムで、ボクシング8回戦に挑む元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンだ。相手となるのは、炎上上等のYouTuberとしても人気を博するジェイク・ポール。まさに異色の顔合わせである。 【動画】衝撃の強打で相手が腰砕け タイソンの衝撃スパー風景をチェック 世界最大級の動画配信サービス『Netflix』での生配信も決まった対戦は、米国内の屋内ボクシング興行の観客動員記録を更新するのではないかという見込みも立てられている。それほどの話題性を呼んでいるのは、タイソンの存在があるからに他ならない。史上最年少で世界ヘビー級王者となり、歯に衣着せぬ言動と圧倒的な強さで一世を風靡したレジェンドが、YouTuberとガチンコで殴り合うのだ。「エンターテインメント大国」にあってこれ以上の娯楽はない。 もっとも懸念点も少なくない。とくに58歳となったタイソンの体調面は興行を成立させるためにも大きなポイントだ。実際、当初7月に予定されていた試合は彼の「潰瘍の再発」で延期。今から1か月前には、ベストな健康状態ではないという報道もあった。 ジェイクは曲がりなりにもプロボクシングライセンスを有する相手。両者の親子ほどの年齢差を考えても、そこには少なくないリスクが伴う。 ただ、当のタイソンは興行の成立に燃え、すこぶる好調をアピールしている。現地時間10月24日には自身のSNSでスパーリングに励む動画を公開。そこには全盛期とまではいかないまでも、獰猛な元世界王者の姿があった。 何よりもパンチの重みは十分にある。タイソンは強烈な左右フック連打から、破壊力抜群の左フックを炸裂。たまらずダウンした相手がロープ外に崩れ落ちる寸前になっているところからも衝撃の強さがうかがえる。 このスパーリング風景には、ファンの期待も高まっている。動画投稿には「まだまだやれるじゃないか」「俺ならとっくに倒れてる」「本当に60歳目前なんだよな」「思った以上に動けている」といったコメントが相次いだ。 無論、どちらかが致命的な怪我を負うリスクはあり、そこにボクシング業界からの批判がないわけではない。ただ、誤解を恐れずに言えば、「見てみたい」。その想いが拭えない。この一戦に向け、「他の誰にこんなことができる? 他の誰がスポーツ界を黙らせられるんだ」と意気込むレジェンドに注目したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]