民進・松原仁議員が離党の意向を表明(全文1)小池新党に合流をする決意
民進党の松原仁元国家公安委員長が離党する意向を固め、25日午前11時半に記者会見した。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
小池新党に合流をする決意
松原:よろしいですか。下に座ったほうがいいんですか、これ。立ったほうがいいんですか。ただ今、党本部において幹事長室を訪問し、大島幹事長宛の異動届を松木幹事長代理に提出をしてまいりました。その上で今後の政治的な行動としては、小池新党に合流をする決意であります。この決意文を皆さまにお配りをしていると思いますが、まずその前にその思いを言うならば、私も20年間、民進党にいました。大変にこのことに関しては深い思いがあります。あえて山に例えるならば、民進党というのは大変美しい山であります。愛する山であります。しかし新しい新党は大きなマグマがたまっているダイナミズムな山に例えることができると思います。 今の日本の閉塞状況、さまざまな課題。こういったものを乗り越えるには政治の大きなダイナミズムがあって、それに呼応する国民の大きな共鳴がなければ日本の政治を変え、社会を変え、社会の活力を高めることはできないと思っております。そうしたやむにやまれぬを思いから今回は決断をしたところであります。それでは座らせていただいて決意文を読まさせていただきます。 本日、民進党を離党し小池新党に合流する決意を固めた。国民の多くは今日の政治体制への不満、不安、その受け皿になる政党を求めていると考えます。北朝鮮問題が北東アジアの不安定化を増す中で、新しい保守改革政党が多くの国民から求められていると私は確信をしております。 私はこれまで庶民力の復活、格差の是正。これが日本の政治の最大の喫緊のテーマであると思っておりました。このテーマ、つまりは格差の是正がなければ少子化という動きは止まらないと私は思っております。最大の国内問題である少子化に歯止めを掛けるためには格差是正が必要であり、社会の活性化、消費の拡大を含め、そのためには庶民力の復活が必要です。日本は言うまでもなく分厚い中間層によって今日までの大きなエネルギッシュな発展を続けてきたんです。 またわが国がグローバルな経済の中において、アメリカを見てもどこを見てもそうですが、国家がその国の産業に対して与力をする。そうしなければグローバル競争では、規格の問題等がありますから勝ち抜けないと私は思っております。こうした生産の部分、消費の部分っていうのはコインの裏表のようなものだと私は思っております。そのコインの裏表のこの部分に関して、新しい、従来の発想ではなく、従来の発想では対応できないことが、この数年間を見て明らかだと私は思っております。従来の発想を超える大胆かつ柔軟なる取り組みが求められていると私は思います。 小池東京都知事は、そうした柔軟さと大胆さを持ち合わせているリーダーであると私は考えます。何よりも新党にはしがらみがなくゼロベースからということができるので、それを受け止めるダイナミズムがあると思っております。今の政治に必要なのは冒頭、申し上げたように大きなダイナミズムと燃えるような情熱だろうと思っております。 民進党に20年近く在籍したことを考えると私の人生の多くが、私の人生の多くの時間がそこにあり、そこに喜怒哀楽があり、私の春夏秋冬があった。それを思うと胸が張り裂けるような思いでありますが、ここは多くの危機の中、政治のダイナミズムが求められていることを実感しながら、あえてこの決断をいたしました。以上であります。 ご質問があればお願いします。