トヨタ「プリウス」の“お手頃モデル”は「新車320万円」! 豪華仕様「Z」とは何が違う? ちょっと安いけど「必要にして十分装備」の「プリウス G」どんなグレード!?
ハイブリッドに加えプラグインハイブリッドも用意する現行プリウス
1997年12月の初代デビュー以来、25年以上にわたって世界のハイブリッドカーをけん引し続けてきた「プリウス」。 2022年11月に世界デビューした現行の5代目モデルは、これまで培ったハイブリッド技術をさらに磨くとともに、デザインや走りの領域も大幅に進化させて、おおきく生まれ変わりました。 そんな現行プリウスのなかでも最も安いグレードは、いくらで手に入るのでしょう。そしてどのような仕様となっているのでしょうか。 【画像】超カッコいい! トヨタ「“お手頃”プリウス」を画像で見る(30枚以上)
現行プリウスのモデルラインナップは、HEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)に分かれています。 TNGAプラットフォームは第2世代に進化し、低重心化やタイヤの大径化を実現しました。 パワートレインは2リッターエンジンを基本に、第5世代ハイブリッドシステムを組み合わせ、PHEVはさらに大容量なバッテリーと高出力モーターを搭載することで高性能化を果たしています。 基本的なグレード構成は、上級グレードの「Z」とベースグレード「G」の2タイプで、トヨタのサブスク「KINTO」専用グレード「U」(HEVのみ)が別途設定されています。 車両本体価格(消費税込み、以下同)は、HEVモデルのGが320万円、Zが50万円高の370万円。PHEVモデルは、Gが390万円、Zが70万円高の460万円です。 このほかHEVのみに4WD(E-Four)が22万円高で設定されます。 Uは、Gの装備の一部を省略しエンジンを1.8リッターとしたもので、299万円とお得な設定ですが、KINTO以外の方法では購入できません。 さらにこのほか、後述するビジネスグレード「X」(HEV)もありますが、こちらは主に法人ユーザーをターゲットとしたものです。 こうした特殊な位置付けのUとXを除くと、実質的な最安グレードはG(HEV)といって良いでしょう。 なお現行プリウスの特徴のひとつといえるのが、同じパワートレイン間での価格差が比較的大きいという点です。 加えてHEVとPHEVの価格差も70万円高ですが、これは搭載バッテリー量の違いが大きく影響しているとみられます。