「龍馬 World」和歌山初開催 7月13日、陸奥宗光の功績顕彰も
幕末に活躍した志士、坂本龍馬(1835~67年)の功績を顕彰し、精神を伝えようと全国からファンが集まるイベント「第36回龍馬 World in 和歌山-龍馬と宗光 未来への伝言」(産経新聞社など後援)が、7月13日に和歌山市七番丁の和歌山城ホールで開かれる。同イベントの和歌山県開催は初めて。龍馬に師事し、のちに外務大臣を務めた同市出身の陸奥宗光(1844~97年)の功績を顕彰する内容も盛り込む。実行委員会は一般の参加を募集している。 「龍馬World」は、各地の龍馬ファン組織をまとめる一般社団法人「全国龍馬社中」などが龍馬の出身地の高知や全国の龍馬ゆかりの地で開催。今回の和歌山市での開催は、宗光の功績を顕彰している同市のグループ「『陸奥宗光 外務大臣』の功績を教育に活(い)かす実行委員会」を母体とした「紀州宗光龍馬会」(臼井康浩会長)が誘致して実現した。 同会などが実行委員会を組織して準備。今年は宗光の生誕180年にあたり、宗光が尽力して実現した不平等条約改正130年の節目でもあることから、龍馬と宗光にスポットを当てる内容としている。 大会は7月13日午後1時から開催。全国各地や国外にもある龍馬会の紹介や、参院議員の佐藤正久氏、皇學館大教授の松浦光修氏による基調講演のあと、パネルディスカッションなどが行われる。大会終了後の午後6時15分からは、同ホールに隣接するダイワロイネットホテル和歌山で飲食を伴う交流会も予定している。 前日の12日は和歌山市の料理店で関係者らによる前夜祭があり、14、15日は関係者らが県内を巡るエクスカーションも予定している。 大会の一般参加(対象は小学4年生以上)は入場料2千円(小学生~大学生は無料)。交流会参加料は1万円。問い合わせは実行委事務局(070・3280・0379)。