【解説】独自調査で石破氏リード…結果見た自民党議員ら約100人に緊急取材
鈴江キャスター 「まずは1つ目、『やはり石破氏か』という声が多く聞かれたのですか?」 平本キャップ 「全体の約3割、27人が『石破さんは強い』という反応でした。その分析として、ある自民党幹部の1人は『地方に行っている回数が、ほかの候補者とは全然違う』と、これまでの積み重ねの結果だと言っています。石破陣営の幹部は『これまでの自民党と遠く離れた立ち位置が評価された』との見方を示しています」 「また、この結果を踏まえ『1位、2位は石破氏と小泉氏の戦いになるだろう』との見方が複数出ています。また、現時点で単純計算してみると、票数にして石破さんと小泉さんとは、約30から40票の差になりますが『この差を議員票でひっくり返すのは難しい』という声も出ています」 鈴江キャスター 「小泉さんは6日に出馬会見の予定ですが、巻き返しはできそうでしょうか?」 平本キャップ 「小泉陣営からは『戦いはまだまだこれからだ』との声が出ています。ある陣営の幹部は『まだ出馬表明もしてないから、この数値は期待値だ』と言っています。別の幹部は『明日の会見以降、まだ伸びしろがある』と、総裁の座、獲得に向けて強気の姿勢を示していました」 鈴江キャスター 「そして、2つ目のポイント『意外と高市氏が』予想以上の強さ、という評価の声があったんですか?」 平本キャップ 「これも、多く聞こえた声です。この調査を見た候補者の1人と直接話しましたが『ここまで高いとは予想していなかった』と、驚いた様子でした。なぜなのか、2つの数字を比べてみるとわかると思います」
平本キャップ 「ひとつは8月のNNNの世論調査の数字です。次の総裁に誰がふさわしいか、石破氏が22%、小泉氏が20%、高市氏が10%と続いています。今回の党員限定調査では、石破氏が28%、小泉氏が18%、高市氏が17%で、高市氏と小泉氏の差が10ポイントから1ポイント差に縮まったことに驚きが出たというわけです」 「ある候補者の1人は、高市氏は『保守層から支持されているのはわかっていたがここまでとは…』と予想外だったと驚いていました」 鈴江キャスター 「予想外に伸びたのが高市氏。一方、予想外に苦戦している人もいるのでしょうか?」