車中泊生活のプロが災害訓練! 水と火が使えない… そんな時どうする?
チャンネル登録者数117万人を誇る、人気アウトドア系YouTuber・Dentanさん。今回紹介する動画は「軽バンで災害訓練車中泊」と題されたもの。水の調達や非常食の楽しみ方など、思わず真似してみたくなる工夫が満載ですよ。 【写真】災害時に役立つDentanさんの車中泊スタイルをチェックする(全5枚)
まずはトイレの用意と飲料水の確保
直近半年間のうち、約2カ月間は車中泊をしていたというDentanさん。愛車の軽バンには照明やカーテンが設置され、整然と生活用品が収納された快適な生活空間になっていました。今回は車中泊先で災害に遭った場合を想定して、水やガスは使わず、小さなサブバッテリーの電気のみで一泊を過ごすそうです。 災害時にまず困るトイレの処理ですが、車中泊に慣れているDentanさんの備えはバッチリ。固めて処理するための凝固剤や市販の携帯トイレを十分ストックしていました。 そしてもっとも大切なのが飲料水です。今回は断水を想定し、近くの小川で汲んだ水をろ過して使います。浄水ボトルに入れた水を押し出すことでろ過できるのですが、これがなかなかの力仕事。一苦労して600mlの水が手に入りました。
電気もガスも不要! ヒートパックで温めたご飯をいただく
水を確保できたら、次は食事です。軽バンには長期保存に適した食材のストックがたくさん。5年保存できる羊羹でカロリーを補給しつつ、水を使ったご飯を用意することに。今回はガスも電気も使えないため、アルファ米を水で戻して食べてみます。水を入れて待つこと1時間、やや芯が残っているものの白飯ができあがりました。 そこで、さらに美味しく食べるため、Dentanさんの秘密兵器「ヒートパック」が登場。ヒートパックは水と発熱材で化学反応を起こして、蒸気で食材を加熱する装置です。 ヒートパックに水を入れると1分足らずでブクブクと水が沸騰し、袋が蒸気で膨らんでいきます。15分ほど加熱してから封を開けると熱い蒸気が噴出してきました。加熱後の白飯は芯の残りが無くなり、美味しくなったそう。一緒に加熱していたイワシのパックと一緒に並べれば晩ごはんの完成です。ヒートパックは、電気や火が使えない環境でも温かい食事を楽しめる便利グッズですね。