大規模高級複合施設向け56台受注、日立製作所の昇降機の性能
インドで
日立製作所はインドの不動産開発事業者であるCRCグループがインド北部のウッタル・プラデシュ州で手がける大規模高級複合施設向けに昇降機56台を受注した。受注金額は非公表だが、数億円規模とみられる。 【写真】昇降機を納入する大規模高級複合施設 子会社の日立ビルシステム(東京都千代田区)とインドにおける昇降機販売・サービス会社である日立リフトインドを通じて受注した。 内訳は定格速度分速180メートルおよび150メートルの高速エレベーター33台を含むエレベーター44台、エスカレーター12台。エレベーターの効率的な配車を支援する行き先階予約システムも受注した。エレベーターには地震時に利用者が閉じ込められるのを防ぐ管制運転システムも搭載した。 納入する複合施設は敷地面積約22万平方メートルで、4棟のタワーと商業施設などで構成される。オフィスや店舗、高級マンションを中心に構成され、コワーキングスペースや講堂、パターゴルフ場などもある。 インドの昇降機の新設市場は世界2位に相当し、2023年度の需要は年間6万7000台超にもなる。