小型青物イナダなどを狙えるライトショアジギングとは?シンプル&手軽で海釣り初心者におすすめ!
数多くのジャンルがあり、少々難易度が高い印象を受けやすい海のルアーフィッシング(ソルトルアーフィッシング)。 【写真7枚】ライトショアジギング最大の魅力は、タックル(釣り道具)がシンプルなため手軽に挑戦できること。必要な道具、ウェア、場所などを写真で見る そんなソルトルアーフィッシングの中でもライトショアジギングは手軽に挑戦でき、初心者におすすめできるジャンルのひとつです。 この記事ではライトショアジギングの入門の手ほどきをします。
ライトショアジギングとは
ライトショアジギングとは、もともとショアジギングという大型の青物(ブリやヒラマサなど)を過酷な自然環境そのままの磯などで狙う釣りを、手軽に楽しめるようにした釣りのことを指します。 通常ショアジギングで使用する金属製のルアー「メタルジグ」は重いものでは250gにも達しますが、ライトショアジギングで使用するメタルジグは重くても60g程度です。
ライトショアジギングの魅力
ライトショアジギング最大の魅力はなんといっても、タックル(釣り道具)がシンプルなため手軽に挑戦できるということです。 ショアジギングのように専用の大型タックルを必要とせず、シーバス(スズキ)のルアーフィッシングやエギングなど、他の釣りで使用しているタックルをそのまま流用できます。 また主なターゲットであるイナダなどの小型青物はあらゆる場所に回遊してくる可能性があり、堤防や海釣り公園などアクセスの良い場所も釣りのポイントになります。
必要な道具類
◆ロッド(釣り竿) ライトショアジギング専用ロッドは9.6ft~10ft程度の長さで、50g程度のメタルジグを思い切りキャスト(ルアーを投げる)できる強度のものが主流になっています。 メーカーのカタログなどを見て、他ジャンルのロッドでも同じようなスペックであればそのまま流用できますし、もっと繊細なロッドでも軽量なメタルジグを使用すれば楽しむことができ、コレという枠組みが少ないのもライトショアジギングの魅力です。 ◆リール 10ft前後のロッドに装着するのであれば、国産リールの大手2社のシマノ、ダイワともに4000番のサイズが重量バランスの良い組み合わせです。 波に揉まれて発生するラインのたるみを素早く巻き取れる、ハイギヤ(HG)またはエクストラハイギヤ(XG)仕様がおすすめです。 ◆ライン ライトショアジギングで使用するラインは断然PEラインがおすすめです。 PEラインは、ポリエチレンの撚糸で引っ張り強度が非常に高く、その分ラインを細くして空気抵抗などを激減できるため、ナイロンラインに比べてキャストの飛距離を飛躍的に向上できます。 またラインの伸びもほとんどないため、ルアーにキレの良いロッドアクション(ロッドを煽るなどしてルアーを動かすこと)を伝えることができます。 一方でPEラインは結び目の強度が著しく低下したり、障害物へのスレに弱いという弱点があるため、先端にショックリーダーと呼ばれるナイロン製、もしくはフロロカーボン製の緩衝用のラインを取り付ける必要があるので注意が必要です。 ◆ルアー ライトショアジギングで使用する主なルアーはメタルジグです。 また、長時間の回遊待ちとなることが多くなるため、メタルジグのロッドアクションに疲れたとき用に、キャスト後にリールを巻くだけで泳ぐ動作をする「ジグミノー」などを持っておくと釣りが楽になります。