パン愛好家に聞いた! 2024年のベストベーカリーとは?
〈2024 食通が惚れた店〉
みんなが再び日常的に外食を楽しめるようになった2024年。インバウンドの盛り上がりもあり、飲食業界も新しいチャレンジに目を向けた一年だったのではないでしょうか。 そんな2024年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「3,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめのお取り寄せ」をうかがいました。 今回は、パン愛好家のひのようこさんにお答えいただきます。
教えてくれる人|ひの ようこ
パン愛好家/パンクラブ主宰。1999年にパンサークル「パンクラブ」をスタート。日本だけでなく、世界中にパン旅に行くのが趣味。旅先で出会った食材とパンのおいしい組み合わせを探求中。SNSやイベント、トークショーを通じて、パンの魅力を発信中。これまでに食べたパンを記録しているデータベース“パンピューター”は現在75,000種類。
以前、通販でも購入した「寧暮(ねいぼ)」のカンパーニュ。届いた箱を開けた時、衝撃を受けるくらい香ばしくいい香りが部屋いっぱいに広がって感激したことがありました。和歌山県のお店にいつか行ってみたいと思っていたのですが、やっと念願がかなって今年の夏に訪問。「寧暮」は今年「ベーキング・ガレージ・ハリマヤ」から店名を変えて移転オープン。自作の薪窯でのパン作りをスタートされたパン屋さんです。
寧暮
住所: 和歌山県和歌山市和歌浦西2-2-11
アンダー3,000円のお手軽グルメ
Q. 2024年に食べた〈3,000円以内の感動の味〉を教えてください A. 「繁邦」の「牡蠣とじゃが芋のオープンサンド」1,800円です
もともと高円寺の人気ベーカリーだった「しげくに屋55ベーカリー」が、朝昼はベーカリーカフェ、夜はビストロとして2024年2月、新店舗を恵比寿にオープン。代々木上原の「sio」で修業されたという実力派シェフである息子さんのお料理とパンが融合したお店です。イートインメニューでいただいたこのオープンサンドは、牡蠣のぷりっとした絶妙な火入れ加減と香ばしいパンの相性がバツグンでした。