「次はきっとできる!」という親の声掛けで子は変わる ボーク重子に聞く、大人が非認知能力を上げる3つの方法
3)子どもと共有する 子どもに、自分の経験を共有しましょう。成功する姿はもちろん、葛藤したり失敗したりしている姿も子どもに見せることが大切です。子どもはそれを見て、自分も同じことを体験している気持ちになるからです。たとえば、一生懸命仕事をがんばっている人を見て「自分もがんばろう」という気持ちになったことはありませんか? これが「代理体験」。アメリカの心理学者、アルバート・バンデューラ氏の有名な説です。大人の非認知能力も鍛えられ、子どもの体験を増やすことにもつながるのです。 〇ボーク重子/合同会社 BYBS コーチング代表、ICF会員ライフコーチ。ワシントンD.C.在住。エビデンスベースの非認知能力育成法 BYBS メソッドで非認知能力を育むプログラムを約200人のBYBSコーチと一緒に子ども向け、大人向けに提供中。娘のスカイさんが18歳のときに「全米最優秀女子高生」に選ばれる。日本で、早い時期から非認知能力を育む教育法や子育てを提案したことから、非認知能力育成のパイオニアとして知られる。『大人の「非認知能力」を鍛える25の質問』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。
ボーク重子