【レスリング】藤波朱理が“ドラゴン”藤波辰爾と夢の初対面「頑張ってと声を掛けていただいた」
夢の対面が実現した。「2024プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の授賞式が8日、東京都内で行われ、昨夏のパリ五輪レスリングで金メダルを獲得した8選手が「レスリング特別表彰」を受けた。授賞式には女子53キロ級で金メダルを獲得し、現在公式戦139連勝中の藤波朱理(21=日体大)ら4選手が出席。その藤波は同姓でプロレス界のレジェンド、藤波辰爾(71)と初対面を果たし、今後の競技人生に向けて熱いエールを送られた。 2人には血縁関係はないものの、中2からの連勝を伸ばし、21年には初めて世界選手権を制した朱理が注目を集め始めると、試合後の取材の場などでは「藤波辰爾さんとは親戚ですか?」などと質問されることが増えた。その度に否定していたものの、徐々に“ドラゴン”に興味を持つように。最近では「ぜひ会ってみたい」と公言するようになっていたが、ついに初対面が実現した。 授賞式を終え、乾杯待ちの時間を利用し、朱理が来賓として招かれていた辰爾の元へ。自己紹介とともにあいさつをすると、「同じ姓で気になってましたよ」と声を掛けられたという。互いのスマホでツーショット写真を撮るなど、つかの間の初対面を終えた朱理は「ずっとお会いしてみたかった方なので、うれしかったのと、頑張ってと声を掛けていただきました」と満面の笑みで語った。 授賞式中には「話題賞」を受賞したダンプ松本とも対面し、竹刀で首を絞められるポーズを取って記念撮影。昨年話題となったドラマ「極悪女王」は視聴したというが、「私は竹刀やフォークが怖いので、これからもレスリングで頑張ります」と宣言した朱理。すでに57キロ級に階級を上げることを発表しており、U23世界選手権の国内予選を兼ねた4月の国内大会で五輪以来の個人戦復帰を目指すことを明かした。