栗東滞在で秋華賞に臨むステレンボッシュ

［ＧⅠ秋華賞＝２０２４年１０月１３日（日曜）３歳牝、京都競馬場・芝内２０００メートル］ 　オークス２着以来となる１４番ステレンボッシュ（国枝）は１２日朝、角馬場で息を整えてから坂路１本（４ハロン６８・５秒）のキャンター。ほど良く気合が乗って馬体の張り、毛ヅヤとも上々で態勢は整った。「競馬前でもイライラすることなく通常通りでしたね。女の子なのに大したもの。今日もかわいかったですよ」と無事に最終調整を終えた田村助手は笑顔でホッとした様子。 「ひと夏を越してボリュームが出て、戸崎君も〝春より明らかにしっかりした〟と言ってくれた。春はもう少し芯が入ってほしかった感じだったけど、それもだいぶ出てきましたね。１４番枠になったけど、７枠と思えばいいし、ここなら外過ぎて他馬にマークされることもない。春よりもバネが利くようになって普段から余計なこともしなくなった」と充実ぶりに目を細める。 　オークス馬チェルヴィニアと人気を分け合う形で迎える牝馬３冠の最終戦。「オレが順調と言えば言うほどファンは不安に思っているみたいだけど、春よりも馬は良くなっているし、チルカーノの担当厩務員さんから『ええ体してるな』と言ってもらったので大丈夫でしょう（笑い）」と同助手は不安説を一蹴した。