立ち姿はまるでメジロパーマー “十何年に一度現れる首の高いステイヤー”が菊花賞Vヘ
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が14日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。20日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】メイショウタバルこれまでの軌跡 田井氏は複数頭を挙げたが、メイショウタバル(牡3、栗東・石橋守厩舎)を真っ先にセレクト。「強靭な筋肉がギュッと詰まった印象だった春より、シルエットに遊びが増えて大人の体つきになりました」と表現し、「3000mを走る上では理想的な変化」と解説した。気性面に難しい点があるのは事実としながらも、浜中騎手が折り合いに手ごたえをつかんでいることから、「今回と同じように間隔が詰まっていた皐月賞(17着)のような走りにはならないはず」とした。 同馬を春に番組で取り上げた際、「首が高い独特な立ち姿はメジロパーマーのようだ」と表現していた田井氏。「頭を高く上げて走る馬は一瞬の切れ味では劣りますが、持続力が問われる展開で真価を発揮する」と述べて、今回は改めて期待する。メジロパーマーは春秋グランプリや天皇賞(春)など長丁場で好成績を収めていたほか、同じくかなり首が高かったビッグウィークも10年の菊花賞馬。「十何年に一度現れる、首の高いステイヤーです」とまとめた。