筑波大破り勢いある青山学院が早大に挑む。早大は新人、服部亮太が攻撃力引き出す。
10月12日(土)、関東大学対抗戦Aの2試合が群馬・太田市運動公園陸上競技場で開催される。 14時キックオフの明大×立教大に先立って、11時30分にキックオフとなるのが早大×青山学院大だ。
青山学院大は前戦、9月29日(日)におこなわれた筑波大戦に30-22と勝利し、チームに勢いがある。 その試合でも見せた前に出るディフェンスで勝利をつかみたい。
31年ぶりに筑波大に勝った試合で青山学院大は、今季が創部100周年という節目の年。チームは全国大学選手権8強というターゲットを掲げている。 実現すれば部の歴史が変わる。
そのためにチームは、前年より練習量を2倍以上に増やし、走る量も約3倍にして土台を厚くしてきた。 その成果は、攻守で何度でも前に出るフィットネスの高さと、ブレイクダウンでの力強さに如実に表れている。
今季初戦の明大戦こそ17-73と大量失点を喫して敗れたものの、次戦の帝京大戦は5-40。最終的には差を広げられたが、前半は5-14と競った。 接点で一方的にやられず、セットプレーでも対抗。チーム全体が同じ絵を見て戦えていることを示した。
その手応えを筑波大戦で結果に結びつけたチームは、確信を持って早大に挑む。 ゲームコントロールを任されているのはSO青沼駿昌だ。攻める方向とキックの判断に長け、自分でも動ける。
頼もしいのは河村凌馬主将、榎本拓真のCTBコンビだ。河村はSOの動きもカバーできて、ランプレーも鋭い。 榎本は筑波大戦でも見せた猛タックルが伝えるように、迷いのないプレーでチームに勢いを与える存在だ。
FWでは、1年生の松崎天晴、3年生の八尋祥吾で組むFLコンビがよく働く。しつこく、激しいディフェンスが持ち味だ。 強気の1番、木村陽太が自信を持つスクラムもチームの武器のひとつ。