息切れしない体になる!運動習慣ゼロから始める呼吸筋エクササイズ。
思ったより歩けないなら、息切れ予備軍の可能性が。今すぐ改善して、これからもどこまでも歩こう。
息切れ生活さようなら、運動習慣ゼロから始める呼吸筋エクササイズ。
こんなことありませんか? □ 友人と一緒に歩くと遅れる □ シャンプーは億劫だ □ 息を止めて20秒もたない □ 常に猫背ぎみだ □ 1分間に20回以上呼吸する □ 疲れやすい 積極的に息切れ改善を目指したいとなったら、一日のうちで10分程度の時間を見つけて呼吸筋エクササイズに挑戦を。教えてくれるのはトレーナーの齊藤邦秀さん。 「まずは胸郭のストレッチから始めて、次に呼吸筋を使うトレーニング、最後に持久力アップのための軽い有酸素運動を行います。これが1つのパッケージです」 初級胸郭周りストレッチ+初級呼吸筋トレ+初級持久力アップトレからスタートし、慣れてきたら中級、上級のパッケージにステップアップ。 「行う時間帯はライフスタイルに合わせて。毎日行えば2~3週間後には息切れしにくく、疲れにくいカラダになっているはずです」
1.胸郭周りストレッチ
「肺を囲んでいる鳥カゴのような胸郭は、周りの筋肉が固まるとスペースが狭くなり、結果的に呼吸が浅く速くなりがち。背中や首すじ、肋骨の間の筋肉を緩めることが第一歩です」
(初級)背中のストレッチ
床に仰向けになり両膝を立てて左右の手のひらを床につける。まず息を吐き、次に息を吸いながら両膝を両腕で抱え込んで頭を床から浮かせる。この姿勢を自然呼吸しながら30秒キープ。息を吸うときに背中の筋肉を膨らませてストレッチ。
(中級)首筋のストレッチ 椅子に座って片方の腕を斜め45度方向に伸ばし、手のひらを上に向ける。まず息を吐き、次に吸いながらもう一方の手を反対側の側頭部に当て、手の重みで頭を斜め前に倒す。自然呼吸で30秒キープ。今度は頭を斜め後ろに倒して30秒キープ。逆側も。
(上級)胸周りのストレッチ
両足を腰幅に開いてまっすぐ立ち、背中側でタオルを左右の手で持つ。まず息を吐き、息を吸いながら胸を膨らませてタオルを後ろに引く。このとき顎を上げて視線は斜め上に向ける。自然呼吸で30秒このポーズをキープする。