酷暑続くも…男性の「短パン」はNG? 職場のドレスコードどこまで許せる?「肌が見えるかどうか」「震災とコロナ禍でカジュアルに」
■時代によって変わるファッション 近年では「東日本大震災」「新型コロナ」が節目に
ドレスコードがカジュアルになったタイミングは2度あり、まずは2011年の東日本大震災だという。「節電要請により、クールビズでないと『節電していないのでは』と見られるのを恐れた企業が、一斉に軽装を導入した」。もうひとつがコロナ禍で、「在宅勤務のカジュアルな格好から、出社勤務に戻る時に、働く側から『また暑い、窮屈な格好をするのか』と声が上がり、企業が対応せざるを得なくなった」と、災害をきっかけにした変化を例に出した。 小原氏は、ファッションの価値観は「徐々に変わる」と語る。「女性も和服文化だったが、関東大震災を経て、『洋服の方がいい』と着る人が増えた。短パンの人も増えてくれば、あっという間に受け入れられるようになるだろう」とした。 モデルでラジオナビゲーターの長谷川ミラは、かつて住んでいたヨーロッパとの差を語る。「ヨーロッパだとみんなヨガパンツで学校や仕事へ行くが、海外帰りの友人が約10年前、日本でヨガパンツだけで電車に乗っていたら、おばあちゃんに『スカート履き忘れているよ』と言われた。スパッツだけで歩いていると思われていた」とエピソードを紹介した。 保育の現場では「一昔前までジャージ姿が当たり前だった」と、てぃ先生が振り返る。「最近では『ジャージはだらしない』と言われるようになった一方で、『ジーンズOK』な保育園などが増え、一歩進むと『短すぎなければスカートもOK』となっている。どんどん変わっていくのだろう」。 (『ABEMA Prime』より)