幼くして全盲に…「サッカーは人生そのもの」 夢舞台パリで輝け!ブラインドサッカー平林太一選手「俺が日本を勝たせる」 パラリンピック開幕
■メダルを取りたい
(動画) ♪「オー、太一 オー、太一」 太一さんに贈る応援歌=「チャント」を歌うのは松本山雅のサポーター。現地の観客も巻き込もうと有名な「オー・シャンゼリゼ」の替え歌にしました。 松本山雅サポーター・根本弥さん: 「日本中の人に知ってもらうチャンスでもあるので。だからやっぱりメダルを取りにいきたいです。その後押しをするために俺も行くので」 動画の撮影を呼びかけた山雅サポーターの根本弥さん。自身もパリへ行き、全試合で声援を送ることにしています。 パリへ応援に・根本弥さん: 「フランス語で『頑張れ!(Allez)、太一』って書いてあります。巧みなドリブルで相手を置いて、シュートまで持っていくっていう、ブラインドサッカー界のマラドーナと言っていいと思います。たぶん、パラリンピックが終わった時に世界中がそう言うと思いますよ」
■最後まで歓喜のために戦う
根本さんと太一さんは趣味の音楽を語り合う友人同士でもあります。7月には、太一さんが、根本さんが営むラーメン店を訪れ活躍を誓ってくれたそうです。 根本弥さん: 「ずっとそういう(全盲の)世界で生きながら、何も諦めない。同じような障害を持つ人とか、自分たちにとっても励みになる。一人の人間として尊敬もできるし、頑張ってほしい」 チャントの動画を送ると太一さんからメッセージがー。 (太一さんからのメッセージ): 「皆さんの優しさや強さは、パリのピッチで僕を確実に強くしてくれます。みんなの思いがある限り、最後まで歓喜のために戦います。共に戦いましょう」 根本弥さん: 「やっぱりゴールですよ。平林君にとって求められるのはゴール。何が何でもゴールをもぎ取ってほしい」
■家族「いよいよ」「ドキドキ」
太一さんの家族も現地で応援します。 母・小百合さん: 「いよいよだなと」 父・道広さん: 「ドキドキですかね」 高校や盲学校、松本市などから託された旗などを持っていきます。
妹の亜里咲さんは手作りの「太一くん人形」を持って応援です。 妹・亜里咲さん: 「パリで頑張ってほしいっていう思いで作った。諦めないで進んで行く姿がかっこいい。ドキドキするけど点も取ってほしい」