専門家「1月1日の地震の余震とは別かも」 石川県西方沖を震源とする地震 富山では震度4を観測
26日夜、石川県西方沖を震源とする地震があり、能登で最大震度5弱、県内でも震度4を観測しました。専門家は能登半島地震の余震とは別のものである可能性もあると指摘しました。 【写真を見る】専門家「1月1日の地震の余震とは別かも」 石川県西方沖を震源とする地震 富山では震度4を観測 26日午後10時47分ごろ石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生。 県内では富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、射水市で震度4、魚津市や滑川市などで震度3の揺れを観測しました。 地震発生直後の富山市内では―― 記者 「富山駅前です。揺れを感じます。信号機が揺れています」 地震の影響で北陸新幹線は一時的な停電が発生し、最大で4時間近くの遅れが出たほか、あいの風とやま鉄道でも最大3時間以上の遅れが発生しました。現在は通常運転を再開しています。 27日開かれた能登半島地震からの復旧・復興について話し合う会議で冒頭、新田八朗知事は―― 富山県 新田八朗 知事 「昨晩も県内で、最大震度4の地震が発生したところですが、今回の震災(能登半島地震)で浮き彫りになった災害対応にかかる様々な課題を踏まえて、地域防災力の強化にもつなげていく必要があると考えています」 県は復旧・復興のためのロードマップに「地域防災力の向上」を加え、有識者を交えた津波シミュレーション調査を実施するとしています。 ■能登半島地震とは別の地震の可能性も… 能登半島地震との関連はあるのでしょうか。地震のメカニズムに詳しい富山大学の竹内章名誉教授は―― 富山大学 竹内章 名誉教授 「今回の地震はちょうど、能登半島地震の余震の分布域の延長上みたいなところ。能登半島地震の一連の余震のひとつであると気象庁はみている」 気象庁が今回の地震について、能登半島地震の余震のひとつであるとみているなか、竹内名誉教授は別の可能性も指摘します。 富山大学 竹内章 名誉教授 「もしかしたら、1月1日の地震の余震とは別かもしれない」 理由のひとつに挙げたのが震源にかかる力の向きがこれまでの一連の余震とは違うことです。
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