知られざる貧困家庭の“103万円の壁” NPO法人が「子どもの受験費用支援」や「所得要件の見直し」を国・自治体に要望
受験生を持つ家庭など対象にした食料支援を実施
キッズドアは11月12日から12月27日にかけて「冬休み 緊急食料支援」を実施するためのクラウドファンディングを行っている。目標金額は2000万円、3日時点での寄付総額は約720万円。 支援の内訳は、困窮度の高い状態にある「進学を控える学年の子どもを持つ世帯(現:入学前・小6・中3・高3)」を主な対象とした食料支援、⼩学⽣~⾼校⽣世代の子どもたちを対象とした完全無料の学習会、および乳児のいる世帯を対象にした粉ミルクの提供。 とくに受験を控えた子どもがいる困窮世帯では、十分な栄養のある食事を取れないために日々の勉強や試験当日にも影響が生じ、進学面での不利が生じているという。 渡辺氏は「困窮子育て世帯は本当に苦しい状況に置かれている。アンケートでは『生きているのをつらいと感じている』『死を考えている』と回答した保護者たちもいた」と訴え、寄付を呼びかけた。
弁護士JP編集部