西山貴浩がイン速攻で圧勝、通算50回目の優勝/ボートレース若松・全日本覇者決定戦
ボートレース若松のGI「読売新聞社杯全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」は2日、12Rで優勝戦が行われた。 西山貴浩がイン速攻で圧勝し、GIは3月唐津ダイヤモンドカップに続く4回目、当地では10回目、通算50回目の優勝を飾った。 前日は水面は荒れる予報が出ていたが、雨も降らず無風のベタ水面でインが圧倒的に有利な状況。前夜も特に緊張することもなく、「この水面なら大丈夫」と自信満々だった西山はインからコンマ13のトップスタートを決めて逃げ圧勝。攻めた前田将太はターンがふくれてしまい、4コースから鋭く差した森高一真が2着に食い込んで見事なポンコツ会のワンツーフィニッシュが決まった。3着は前田で2連単1-4は680円、3連単1-4-3は2,070円の順当決着だった。 優勝賞金1,200万円を獲得して、今年の獲得賞金は約7,496万円で順位は10位までジャンプアップ。11月の下関チャレンジカップはF休みで出場できないが、この時期にこの順位なら3年ぶり3回目のグランプリ出場はほぼ濃厚。「調子に乗っている同期の土屋智則君と暴れてきます」と宣言した。 「若松で周年制覇したら引退する!」とも以前に宣言していたのだが、「若松では来年2回もSGがあるし、まだまだ続きはあるので」と引退宣言は撤回。次なる目標は当然SG初制覇になるが、来年2回の地元SGの前にSG初制覇を成し遂げるかもしれない。それほど今年の西山はひと味違う…と思わされる。
マクール