【プレビュー】勝って死守へ。神戸は首位を、川崎Fはノックアウトステージ出場権内をキープしたい| AFCチャンピオンズリーグエリート
【国内サッカー プレビュー】今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートの第5節が26日と27日に開催され、26日にはヴィッセル神戸と川崎フロンターレが登場。神戸はホームでオーストラリアのCCマリナーズと、川崎Fはアウェイでタイのブリーラムと戦う。
リーグステージも折り返しとなる第5節を迎える。ここまで4試合を終えて首位に立つヴィッセル神戸はホームにオーストラリアのCCマリナーズを迎え、ラウンド16進出圏内の8位に付ける川崎フロンターレはアウェイでタイのブリーラムと対戦する。 神戸は士気の高いチーム状況で今節のゲームに挑めそうである。23日にガンバ大阪との天皇杯決勝を戦い、1-0で勝利。ファイナルという大舞台でも浮足立つ様子は見せず、力強く、危なげなく今季初タイトルを獲得した。 おそらくこの試合は、天皇杯決勝のピッチに立てなかった選手たちを中心としたメンバー構成になりそうだが、強いチームというのは出番を与えられた選手たちがしっかりと与えられた仕事を全うできるチーム。菊池流帆や飯野七聖たちといった“飢える”選手たちに期待を寄せたい。 CCマリナーズは、前半戦を終えて1分け3敗と白星がなく11位に沈んでいるが、後半アディショナルタイムでの得点が多く、粘り強さが特徴である。前節では終了間際に追い付き、初の勝点を獲得しているだけに最後の最後まで集中を切らさずに戦いたい。 川崎Fも上向きのチーム状態でタイの地に乗り込むことができそうだ。22日に前半を終えた時点で延期となっていた浦和レッズとの“45分ゲーム”を埼玉スタジアムで戦った。0-1のスコアで再開を迎えながらも、キックオフから10分後にベテランストライカーの小林悠がヘディングシュートを突き刺した。その後、逆転ゴールを挙げることはできなかったが、45分で見せた執念はこの試合にもつながるだろう。 タイのブリーラムへ移動は長距離・長時間のフライトが強いられるが、リーグステージ突破に向けては非常に重要な一戦となる。現在勝点6でリーグステージ突破ぎりぎりの8位の川崎Fに対して、ブリーラムは勝点7で6位に位置。勝てば立場をひっくり返せる状況にある一方で、負ければブリーラムとの差が開くだけでなく、9位以下に転落してしまう可能性もある。 家長昭博とマルシーニョが出場停止となる中で攻撃の軸と期待されるのはエリソンや遠野大弥、そしてここ最近は前線での出場機会が増えている瀬川祐輔になるだろう。冬が近づいてきた日本と異なり、タイは暑く消耗戦になりそうだが、チーム一丸で勝点3を持ち帰ってきたい。