64歳もうすぐ定年。効率よく稼ぎたくて「コンビニ夜勤」に興味がありますが、体力的に可能でしょうか?
定年後も「健康のため」「社会とのつながりを保つため」など、さまざまな理由で仕事を続ける方がいます。 近所にあって、日勤や夜勤などシフトの種類が多いコンビニエンスストアで働いてみたいと考える人もいるでしょう。夜勤であれば、時給に深夜割増が適用されて効率的に稼げると考えられます。 しかし64歳でもうすぐ定年の人がコンビニの仕事を探す際には、「シニア採用に対応している?」「時給はいくらくらい?」「体力的にやっていける?」など心配になることもあるでしょう。 そこで今回は、コンビニのシニア採用の実態、時給および無理のない働き方について調べてみました。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
シニア採用に積極的なコンビニは多い
シニア採用については、積極的なコンビニが多いようです。大手3社のシニア採用への対応は以下の通りです。 【A社】 ホームページで「シニア積極採用!」とうたっています。求人検索のページでは、「メリット」の項目で「シニア歓迎」をチェックできます。 【B社】 「スタッフの声」に「シニア」の項目があり、シニアの方におすすめできる理由を紹介しているほか、シニア歓迎の店舗を探せるようになっています。 【C社】 「スタッフの声」でシニアを取り上げています。
コンビニ夜勤の時給は? 給料をシミュレーション
コンビニで働く際に、夜勤であれば時給に深夜割増が適用されて効率的に稼げると考える方もいるでしょう。厚生労働省によると、深夜業に該当する22時から翌日5時までの間の労働については、25%以上の割増賃金が発生します。 具体的な時給は店舗によっても異なる場合がありますが、ここでは大手3社から特定の店舗を選んで時給を調べてみました。 【A社】 ・時給:1115円(深夜時給:1394円) 【B社】 ・時給:1113円~(深夜時給:1391~円) 【C社】 ・時給:1150円(深夜時給:1438円) 店舗によっては、時間帯ごとに基本時給が異なる場合があります。早朝や夕方、深夜など時間帯に応じて短時間のシフトを用意している店舗もあります。例えば基本時給1115円(深夜:1394円)の店舗で働く場合の給料の目安は以下の通りです。 ●22時~6時(深夜割増時間帯に1時間の休憩あり) 22時~5時までは深夜割増で8364円、5時~6時は基本時給で1115円、合計は9479円です。週3日で働く場合は週に2万8437円、週5日の場合は週に4万7395円です。長時間の勤務であるため、週5日で4週働くと月収が18万9580円になります。 ●22時~2時 夜の4時間だけ働くシフトで、1日あたり5576円稼げます。週3日勤務であれば毎月6万6912円ほど、週5日勤務であれば毎月11万1520円ほどです。