日本流の礼儀に「笑っちゃったよ」 敬意忘れない大谷「彼から先に…」同僚と絆深めた素顔の交流
同僚たちが明かした大谷の言動が話題
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は2024年も伝説を生んだ。移籍1年目に54本塁打、59盗塁で史上初の「50-50」を達成し、ワールドシリーズ(WS)制覇に貢献。日米で多くのファンを魅了した中、グラウンド内外で生まれた名珍場面を振り返る。新天地で新たな同僚たちとの交流が話題を集めた。 【画像】「笑っちゃったよ」 大谷翔平に“日本流の礼儀”を見せられた34歳先輩の動画 ○3月、先輩外野手に示した日本流の礼儀 移籍後、新しい同僚と顔を合わせた春季キャンプ。大谷は34歳(当時)の先輩を笑わせていた。ジェイソン・ヘイワードは野球の話題を扱う米インフルエンサーのバット・ボーイズのインタビューに登場。公式インスタグラムで公開された動画内で、学んだ日本語について聞かれると「センパイだ」と答えた。 ヘイワードは「先週ショウヘイにそれ(センパイ)を言おうと思ったんだ。打っても何をしても凄いから敬意を示す意味でね。そしたら彼の方から先に(センパイと)言ってきて、面白くて笑っちゃったよ」と告白。年長者に敬意を示す日本流の礼儀を持って接していたようだ。 ヘイワードはメジャー15年目のベテラン。ゴールドグラブ賞を通算5度受賞した名手で、今季はドジャースで63試合に出場し6本塁打を放った。しかし、出場機会が激減すると8月に自由契約を選択して退団し、アストロズと契約。ポストシーズンにも2試合出場した。 ○10月、明かされたチームの誕生日会で太っ腹エピソード シーズン中は度重なる主力の負傷離脱などがありながらも、4年ぶりのWS制覇を果たしたドジャース。グラウンド外でもチームメート同士の交流は大切にされていたようだ。WS期間中に米専門局「MLBネットワーク」の番組「インテンショナル・トーク」公式Xは、番組にジャック・フラハティ投手が出演した動画を公開した。 MCはエバン・フィリップス投手から聞いた話として、フラハティの誕生日会で大谷が会計をしたことを持ち出し。詳細を聞かれると、フラハティは「会計できる選手は何人もいたけど、ショウヘイが払いたがったんだよ」と説明。「家族ももちろん大切だけど、チームメートたちと一緒に食事に行くのは良いね」と絆を深めていた。 ○5月、MVP男をも笑わせた泰然自若ぶり 2018年のMVPムーキー・ベッツ外野手も大谷の振る舞いに驚いた1人。自身がホストを務めるポッドキャスト番組「オンベース・ウィズ・ムーキー・ベッツ」で、ゲスト出演した同僚タイラー・グラスノー投手とともに、大谷について「最も驚いたこと」が「落ち着き」だと語った。 グラスノーは「打率.360、13本塁打を打っている時なら浮かれるのも簡単だけど、悪戦苦闘している時でさえも彼はいつでもハッピーなんだ」と証言。「4打数無安打の後でも笑っている。あの象徴的な笑い声でね。四六時中クラブハウス中にこだましてるのが聞こえるんだ」と笑顔で続けると、ベッツも「こだましてるね」と爆笑しながら同意し、「彼は本物だよ」と頷いていた。 2人は今季の二刀流復活にも期待。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は12月11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」公式Xが公開した動画内で投手・大谷の復帰時期について「具体的な時期はまだ分からない」と説明。リハビリは「この時点で望める限り最高の状態」だと明かしていた。
THE ANSWER編集部