小学生のマラソン大会 おすすめの練習方法や早く走るための戦略は
どんな練習が効果的?
小学生の持久走の練習では、「無理をしない」ことがいちばんのポイントになります。中学生くらいになると体がかなり発達して、本格的な長距離走の練習ができるようになりますが、小学生には負担が大きく、ケガにつながったり、発達に支障が生じたりするリスクがあるためです。長距離を走る練習を繰り返すのではなく、次の3つのような練習をしていきましょう。 【鬼ごっこやサッカーなど走る遊びで持久力をつける】 小学生は、まずは体力や持久力をつけることが大切。そのため、毎日長距離を走り込むのではなく、遊びの中でたくさん体を動かして徐々に体力をつけていくことを心がけてください。例えば、公園を走り回ったり鬼ごっこをしたりアクティブに遊べば自然と持久走につながる体力は高まっていきますし、サッカーやドッジボール、バスケットボールなどの走るスポーツをするのもよいでしょう。 【縄跳びなど跳ぶ遊びで心肺機能を高める】 心肺機能を高めるために、跳ぶ遊びもおすすめです。縄跳びであれば、1人ですることも、みんなですることもできていいですね。 【ペース走や5分間走で走るペースをつかむ】 持久走の練習に保護者のかたと一緒にジョギングをすることもあるかもしれませんが、子どものペースに完全に合わせるのでなければ、あまりおすすめできないというのが本音です。大人のペースについてこさせるのは体力的に無理がありますし、自分のペースで走れないと、走ることは苦しいことだとインプットされて、運動嫌いになってしまうかもしれません。子どもが心地よさを感じて会話を楽しめるくらいのペースを保ち、疲れが見え始めたらすぐに歩くようにしましょう。 走る練習としておすすめなのは、ペース走や5分間走です。ペース走とは、一定のスピードで決められた距離を走る練習のこと。持久走は同じペースで走ることが良いタイムを出すコツになるため、ふだんの練習から意識していけるといいですね。 5分間走とは、5分間だけ走るというもの。フォームも崩れにくく、心肺への負担も少ないため、特に小学生に適した練習法です。