関東は時季外れの暖かさ 日本海側は週後半にかけて荒れた天気 落雷・突風・降ひょうに注意を
太平洋側の天気は回復傾向で、きょう(水)午後は関東で気温が20℃を超える所が多い見込み。一方、日本海側はこれから週末にかけても雨や雪の降る所が多く、29日(金)ごろは北日本を中心に寒くなりそうだ。日本海側を中心に気温変化が大きいので、体調管理に注意が必要となる。
関東は20℃超え
低気圧や前線に伴う雨雲は東へ抜けて、太平洋側は晴れ間の出ている所が多い。暖かい空気が残っているため、昼過ぎにかけて関東の内陸で22℃前後、東北南部の太平洋側でも19℃前後と、10月中旬~下旬並みまで気温上がる見込み。この方面は、あまり着込まない方が快適に過ごせそうだ。一方、西日本や北陸はきのうほど気温は上がらず、九州北部や山陰は西風が強まることもあり、実際の数字より寒く感じる所が多い見通し。
日本海側は荒天続く
日本海側の天気は関東と対照的で、きょう(水)午後はさらに雨の範囲が広がる見込み。九州北部~東北は大気の状態が非常に不安定で、局地的に雷や突風を伴うおそれがある。荒れた天気は週末にかけても続きそうだ。日本海側は強風や高波に加えて、朝、昼・晩を問わず落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要となる。
日本海側は徐々に気温が下がり、あす(木)午後は北海道や本州の山沿いで雨が雪に変わる見込み。その後、週末にかけても同じような天気と寒さが続くため、北日本の山地を中心に29日(金)にかけて風雪による見通しの悪化、大雪による路面状態の悪化に注意が必要となる。太平洋側は週末にかけても東日本を中心に晴れるが、一段と空気が乾いてきそうだ。 (気象予報士・高橋和也)