イチローの同僚エースの事故死に全米が衝撃。日本人ファンが現地で追悼も
若きエースの突然の事故死に驚き、嘆き悲しんだのはマーリンズだけではない。各地の試合で、黙とうがささげられ、球界全体が悲しみに包まれた。 ニューヨークタイムズ紙は、フェルナンデス投手が出場した今年のオールスター戦の監督だった、メッツ・コリンズ監督の「彼は本当に野球を愛していた。もっと多くの選手に、彼がそうであったように、プレーすることを楽しんでほしい」という談話を取り上げた。 ワシントンポスト紙は、フェルナンデスと同じキューバ出身のメッツのセスペデス外野手と、ドジャースのプイグ外野手を伝えた。セスペデスは「フェルナンデス」と背番号の「16」が縫い付けられたメッツのユニフォームをベンチにテープで貼り付けたという。セスペデスも同様に背番号16番・フェルナンデスのユニフォームをテープでベンチに貼り付けたことを報じた。 同紙によるとセスペデスは「フェルナンデスを失って、とてもつらい。みんなに彼の死が僕たちにとってどういう意味を持つのかを知ってもらいたいと思って(ユニフォームを貼り付けた」と話したそうだ。 ロサンゼルスタイムズ紙は、米国内のキューバコミュニティが大きな悲しみに包まれていると報じた。記事を執筆した記者は、キューバ出身者のようで、「私は彼に会ったことはないが、キューバのコミュニティにとっては彼は家族のような存在。彼は私たちにとって才能あふれたいとこのような存在だった」と悲痛な心情を表した。 将来のサイヤング賞候補であり、殿堂入りの可能性もささやかれていた才能あふれる若き右腕の突然の不幸に全米は大きな衝撃を受けている。