FA封印なら8億円パー…大不振の阪神・大山悠輔が絶対に避けたい“争奪戦ナシ残留”
開幕から不振に悩む阪神の大山悠輔(29)。昨季は「不動の4番」として最高出塁率のタイトルを獲得するなど、リーグ優勝&日本一に貢献。オフの契約更改では、1億5000万円増の2億8000万円で単年契約を結んだ。 【 顔 を 見 る 】「ギャンブル依存症」に罹った元阪神本塁打王 球団からは複数年契約を提示されたものの、これを固辞。今季取得した国内FA権の行使を視野に入れているともっぱらだが、開幕直前に下半身の張りを訴え、オープン戦を4試合連続で欠場。ぶっつけで開幕に臨むも、バットは湿りっぱなしで、去る16日には岡田監督就任以来初のスタメン落ちとなった。 翌17日に先発復帰すると2安打1打点、18日も決勝の適時打を放ったものの、19日のヤクルト戦は4タコに終わり、打率.213、3本塁打、16打点。低空飛行が続いている。 セ球団のフロント関係者によれば、「今の阪神では代えがきかない存在。希少な右打ちの強打者であり、チームへの貢献度も高い。今季年俸は決して安くはないものの、大山が手を挙げれば、獲得に乗り出す球団はあると思う」というのだが、このまま低迷が続くようなら、堂々とFA宣言しづらくなるのは確かだ。 「大山が避けたいのは、FA権を行使せずに残留すること。権利を行使するかしないかで当然、球団の提示額は上下する。阪神は昨年の日本一で莫大な利益を計上しただけでなく、人気選手が他球団に流出するのを最も恐れる球団でもある。行使して他球団との争奪戦に発展すれば、阪神が4年16億円、5年20億円規模の契約を提示しても不思議ではない。FAを封印すればそれこそ球団に足元を見られて、3年12億円程度に落ち着くかもしれません」(前出の関係者) 最大で8億円の差が出るというなら、大山は這いつくばってでも復活するしかない。 ◇ ◇ ◇ そんな大山と同様に不振に陥っているのが佐藤輝明だ。14日の中日戦でチームの敗戦に直結する失策を犯して岡田監督から二軍落ちを告げられたが、周囲からは「藤浪化」を懸念する声も上がっている。 ●関連記事【続きを読む】…では、佐藤輝の藤浪との「共通点」や「危険すぎる兆候」などを詳しく報じている。