フェラーリ育成シュワルツマン、F1オランダGPでキック・ザウバーからFP1参加へ。ボッタスのマシンをドライブ
フェラーリのジュニアドライバーであるロバート・シュワルツマンは、今週末ザントフォールトで行われるF1第15戦オランダGPで、今年初めてフリー走行1回目にキック・ザウバーから参加する。 【写真】AFコルセの83号車フェラーリ499P(ロバート・クビサ/ロバート・シュワルツマン/イーフェイ・イェ組) 2024年WEC第2戦イモラ6時間レース フェラーリのリザーブドライバーを務める24歳のシュワルツマンは、過去2シーズンにわたり、フェラーリから4回FP1に参加している。したがって今週末の走行は、彼にとってザウバーとの初めての機会となる。シュワルツマンは、バルテリ・ボッタスに代わって走行する予定だ。 今シーズン、シュワルツマンはF1におけるフェラーリのリザーブドライバーの役割に加え、WEC世界耐久選手権に参戦するAFコルセの83号車の一員となっており、チームメイトのロバート・クビサおよびイーフェイ・イェとともにフェラーリ499Pをドライブしている。 キック・ザウバーは公式SNSで、「これまでと同様に、我々はスクーデリア・フェラーリと協力し、若い才能にフリー走行セッションの機会を与えている。頑張れ、ロバート!」とコメントした。 ザウバーは、今年まだチャンピオンシップポイントを獲得していない唯一のチームであり、アウディF1チームへの移行の最後の年となる2025年を迎える前に、困難なシーズンに耐えている。さらに、アウディは最近、ザウバーCEOのアンドレアス・ザイドルと、取締役会メンバーのオリバー・ホフマンを解任し、F1プロジェクトの運営をフェラーリの元チーム代表マッティア・ビノットに委ねるなど、チームのトラブルはサーキットの外にも及んでいる。 来シーズンはハースからニコ・ヒュルケンベルグが加入して、ザウバー/アウディのラインアップをリードすることになるが、チームはまだヒュルケンベルグのチームメイトを任命していない。ボッタスは引き続きシートを争っているが、チームはシュワルツマンのような有望な若者に、ふたつ目のシートを与えることを強く望んでいるかもしれない。 [オートスポーツweb 2024年08月21日]