【予選レポート】ルクレール、圧巻の4年連続ポール!予選はまさかの連発!ノリスQ1敗退、2台Q3のウィリアムズは致命的ミス/F1アゼルバイジャンGP
F1第17戦アゼルバイジャンGPの2日目、予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。 ●【2024F1第17戦アゼルバイジャンGP】全セッションの結果・タイムスケジュール ■Q1:ノリス、まさかのQ1敗退!角田裕毅はQ2進出もリカルドは敗退 Q1でファステストタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、3番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)だった。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 6番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 10番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 11番手 角田裕毅(RB) 16番手 ダニエル・リカルド(RB) Q1ではランド・ノリス(マクラーレン)がまさかの敗退を喫した。大きな要因は、ノリスが最終アタック中にイエローフラッグが出てしまったため、スピードを落とさなければならなかったためだ。 また、リカルドは16番手で敗退したものの、角田裕毅はQ2へ進出した。 【Q1結果】 16 D.リカルド(RB) 17 L.ノリス(マクラーレン) 18 V.ボッタス(Kickザウバー) 19 G.ジョウ(Kickザウバー) 20 E.オコン(アルピーヌ) ■Q2:角田Q2敗退!コラピントQ3へ Q2でファステストタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。 『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 1番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 3番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 12番手 角田裕毅(RB) フランコ・コラピント(ウィリアムズ)は同僚アルボン超えの6番手でQ3へ進出した。一方、角田裕毅(RB)とオリバー・ベアマン(ハース)はQ2敗退となった。 【Q2結果】 11 O.ベアマン(ハース) 12 角田裕毅(RB) 13 P.ガスリー(アルピーヌ) 14 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 15 L.ストロール(アストンマーティン) ■Q3:ルクレール4年連続ポール!ウィリアムズに衝撃ミス Q3でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。 『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 4番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 6番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 【Q3結果】 1 C.ルクレール(フェラーリ) 2 O.ピアストリ(マクラーレン) 3 C.サインツ(フェラーリ) 4 S.ペレス(レッドブル) 5 G.ラッセル(メルセデス) 6 M.フェルスタッペン(レッドブル) 7 L.ハミルトン(メルセデス) 8 F.アロンソ(アストンマーティン) 9 F.コラピント(ウィリアムズ) 10 A.アルボン(ウィリアムズ) ■トップ3の予選後インタビュー 前戦イタリアGPで優勝したルクレールは、ここバクーで4年連続ポールポジションを獲得した。予選後インタビューで「シーズン中で大好きなトラックのひとつだ」と語った。 2番手のピアストリは「最終ラップはちょっと壁に近づきすぎた」とややミスがあったと認めている。 チームメイトのサインツは初日の朝に寝違えて首が動かなかった“トラブル”があったものの、見事にリカバリーして予選3番手に入った。予選後インタビューで「このコースは苦手なんだけど自信になった」と語っている。 ■アルボンにまさかの“トラブル” Q3のアタックへ向かうアルボンが突然ピットレーン出口で車を止めた。理由は、ドライバーの頭上に設置されていたエンジンを冷やすための“エアファン”をメカニックが取り外すのを忘れてしまったためだ。 気が付いた時にはピットレーン出口を過ぎてしまっており、そこはピットクルーが取りに行くことができない場所だった。アルボンはなんとか自分で取り外し、コース脇のマーシャルに受け取ってくれというアクションを見せながらコース上に投げ捨て、マシンに乗っかったドライアイスを勢いよくコース上に落としながら加速していった。 Q3へ2台進出したウィリアムズだったが、なぜこんなに大きくて目立つものを見逃してしまったのだろうか。スチュワードはこの件をアンセーフリリースとして審議中で、どんな裁定を下すのか注目される。