手作り「スワッグ」を飾ってクリスマスから新年まで、冬のインテリアを楽しもう【10分で作れます】
<トレンド感が出るもの> 「今、フラワー界では“南半球の植物”がトレンド。ベースやポイントとなる飾りに使ってみるのもおすすめです」 ・ユーカリ…モミ類とともにベースにも使える。通年、出回っているので、季節のスワッグづくりにもおすすめ。 ・アーティチョーク…蕾の状態でドライになったアーティチョークは、松ぼっくりのような存在感のある花材。 ⚫︎資材と道具 縛ったり、固定したりするのに必要な資材と道具はこちら。 「スワッグは、根本がほどけないようにきつく縛ります。おすすめは、見えても気にならない麻ひもです。 リボン類は、縛った根本が見えないようにする役割と、最後のお化粧。赤色や金色は定番ですが、これにとらわれなくても大丈夫。リネンやコットンなどのナチュラル素材を選ぶと、今っぽいスワッグになりますよ」 ・麻ひも…スワッグの根本を縛り、引っ掛ける輪にする。太さはお好みでOKだが、細すぎないものを。ビニール紐やラフィアでも代用可能。 ・リボン類…幅3~4cmほどの太めのものがおすすめ。ワイヤーが入っていると形がつくりやすい。ラフィアをリボン代わりにすると、ナチュラルな印象に。 ・ワイヤー…木の実を固定するために使う。100円均一ショップでも手に入る。 ・オーナメント…ツリーに飾るオーナメントを取り入れても。お正月らしくしたければ、水引に。 ・はさみ…かたい枝もすぱっと切れる花切りはさみがあると、作業しやすい。
スワッグの作り方
好みの花材や資材をそろえたら、作っていきます。このとき、一つコツが。 「モミ類はヤニが出るので、素手でさわるとベタベタします。さわる前にハンドクリームを手のひらに塗っておくと、お湯で手を洗うだけでサッと落ちますよ。もしくは、メイク落とし用の石けんで洗うとよいでしょう」 事前にやっておこう<木の実へのワイヤーのかけ方> 1. ワイヤーの両端の長さが均等になるように持ち、木の実の根本から3枚くらい上の葉の間に、ワイヤーを半周かける 2. ワイヤーを木の実に沿わせながら根本にもっていく 3. 実を一定方向にまわすとワイヤーがしまる。さらにワイヤーだけをまわすと、2本のワイヤーが1本にまとまる 作り方 1.モミ類の下葉を5cmくらいとる 「ハサミでカットしても、手でむしってもOKです。下葉はキレイにとります。何本かモミ類を組み合わせる場合、下葉をとる長さはそろえておくと仕上がりが美しいです」 2.ベースのモミ類を持つ 「壁やドアに飾るので、背中側がなるべく平らなものを選びます。枝の長さは長くても短くてもOK。今回のように長いと大人っぽい印象になりますね」 3.短いモミ類を重ねる 「同じ種類でもよいですが、ちがうモミ類を組み合わせると色味や形に変化が加わります。このときにユーカリを重ねても素敵に仕上がりますよ」 4.アクセントになるものを重ねる 「赤い実や金色の葉、リモニュームなど、アクセントになる花材を入れます。重ねるときは、長さやボリューム感などもチェックしながら試してみてください」 5.ポイントになるものをのせる 「木の実やアーティチョーク、オーナメントなど、ポイントになるモチーフをのせましょう。固定の仕方はワイヤーでもボンドでも、取れなければ大丈夫です」 6.麻ひもできつく縛る 「飾るうちに水分が抜けるので、縛った根本がなるべくゆるまないように、ぎゅっときつく縛ります。麻ひもはあらかじめ4重になるようにしておくと、何度も巻きつける手間が省けますよ。 この麻ひもは、壁にかけるためのループも兼ねています。余った麻ひもはカットしますが、間違えてループ側を切らないように注意してください」 7.リボンを結ぶ 「お好みのリボンを結んだらできあがりです。もっとクリスマス感を高めたければ、赤いリボンを選んでもかわいいですが、シックなチェック柄も暖かい冬のムードが出ます」