眠れない、食欲が止まらない…それ「糖分の摂りすぎ」が原因かも? よくある4つの兆候を解説
砂糖や精製された炭水化物は、有益な栄養分があまり含まれていないため“カロリーだけの食品”とみなされることが多い。口当たりをよくし、もっと食べたい!また買いたい!と思われるよう、過剰に糖分が加えられているケースも多いからだ。たとえば、老若男女に愛されるコーラやサイダー、フルーツテイストの炭酸飲料は500mlのペットボトルで小さじ10杯分ほどの糖分が含まれていたり、スーパーでよく見かけるグラノーラは1食分(50g)で小さじ3杯分、「糖質オフ」や「ヘルシー」と記載された場合であっても、実は通常のものに比べてたったの小さじ0.5杯分だけ少ないのが実態だったりもする。 【写真】エナジードリンクも危険...?ストレスを感じている時に食べてはいけない7つの食品 そこで今回は栄養セラピストのナタリー・ラムが、糖分の摂りすぎを理解するべく、注意すべき明らかな兆候を教えてくれた。
1. 早期老化
糖分を過剰に摂取すると、長期的に肌のタンパク質やコラーゲン、エラスチンなどにダメージを与え、早期のシワや老化につながる。また、糖分の過剰摂取は女性ホルモンのアンバランスの要因にもなり、あごのラインに沿ってニキビができてしまうことも...。糖分は腸内の悪玉菌や酵母菌の好物であるため、過剰に摂りすぎると腸内フローラのアンバランスや、体内の炎症を引き起こし、肌に湿疹がでる場合もあるため注意が必要。
2. つねに何か食べたくなる
甘いものには中毒性があり、すぐに欲求を満たしてくれるため何度でも食べたくなる。糖分含有量の多い食品は、中毒性のあるドラッグに似たドーパミンを放ち、脳のご褒美の経路を活性化させる。そこで上手に活用してほしいのがサプリメント。体にとって大切な栄養分を含むクロミウムは、インスリンの機能を正常に回復するのを助けるため、クロミウムのサプリを摂取することで血液中の正常なグルコース値を維持し、糖分や炭水化物に対する欲求を低減できる期待が。
3. 不眠症
夜は本来、昼の間に活性化した脳と体をスローダウンさせ、入眠に向けた準備をすべきタイミング。でも、そこで甘いものを食べると一気にエネルギーを高めてしまう。“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの多くは腸内で製造され、良い睡眠を助けるために必要なリラクセーションのホルモンであるメラトニンの製造に不可欠。ここ最近、睡眠に問題を抱えているという人は、食生活から糖分を減らし、自分の腸を優しく労わってあげるといいかもしれない。
4. 免疫機能の低下
免疫システムの70%は腸内にあり、腸内の有益なバクテリアによって支えられていることを知っていましたか? だから、善玉菌のバランスを保つことが重要なのです。しかし、糖分の多い食生活を送っていると、望ましくないバクテリアや酵母菌のエサになり、結果的に免疫機能に影響を及ぼすのです。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
From Harper's BAZAAR UK