【実話】夜逃げして毒親との悪縁を断ち切る娘!?妻の遺産や娘の給料を好き勝手使いまくる無職の父【著者に聞く】
宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんが描く「夜逃げ屋日記」は、DVやストーカー被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話をもとに描かれた人気漫画だ。今回は毒親や学歴DVがテーマの2作品を紹介するとともに、著者に依頼者が障害者だと知ったときのことについても詳しく伺った。 【漫画を読む】4年ぶりに姿を現した無職の父だが…!? ※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。 ■毒親から一刻も逃げたい障害者の娘!? 今回の依頼者・松下ホノカさん(25歳)は生まれつき足が悪く、12歳で完全に車いす生活になったという。その後父が蒸発し、一緒に暮らしていた母は交通事故で帰らぬ人となってしまう。4年ほど経ったころに父が戻って来たが、無職で働く様子もなく障害年金やホノカさんの給料、さらに母の遺産まで好き放題に使い、警察に相談しても全然相手にしてもらえず。 ホノカさんのことを助けたい夜逃げ屋の社長と宮野はさらに詳しく話を聞き、夜逃げする作戦を立てるのだが、事態は思わぬ方向へと進んでいくのであった…。 著者に今回の依頼者が障害者だと知ったときのことについて伺うと、「当時自分が無知だったこともあるんですが、自宅で車椅子の方が1人で生活してるイメージがあまりなくて、夜逃げして『1人になって大丈夫なんだろうか?』と思いました」と話してくれた。 ■家族は全員東大!学歴DVから逃げたい息子!? 今回の依頼者は上原コウイチ君(23歳)。上原家はかなりの名家らしく、コウイチ君は3兄弟の次男。家族はコウイチ君以外、全員東大という超エリートだ。ほかの大学は絶対に許されず、自宅に軟禁状態で受験勉強をして今年で5浪だという。 これ以上は気が狂いそうで夜逃げを依頼したコウイチ君だが、なんとそのことが母にバレてしまう。自分の息子を邪魔者扱いする母は、夜逃げ屋の社長に直接電話して意外な提案をするのであった…。 今回は毒親や学歴DVに苦しむ若者が登場する2つの作品をお届けした。「夜逃げ屋日記」は第2巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現している。夜逃げ屋に興味があれば、ぜひ一度は読んでほしい! 取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)