【体操女子】日本代表 平均台で落下も4人で演技つなぎ団体8位
◇パリオリンピック 体操女子団体決勝(大会5日目=日本時間31日、ベルシー・アリーナ) 【画像】体操・橋本大輝 称賛の嵐を呼んだ団体金直前の行動 体操女子日本代表は団体決勝で8位となりました。 予選を16演技ノーミスで通しきり、5位で通過した体操女子日本代表。決勝は5人がエントリー、3人が演技、3人の得点が採用される『5-3-3』制となっていますが、日本は宮田笙子選手の離脱により4人での戦いとなりました。 第1種目の平均台、1番手はアジア大会でこの種目金メダルを獲得した岡村真(まな)選手。安定感のある演技などで13.700でチームの流れを作りました。2番手の岸里奈選手も連続技をつなげない安全策をとるなど危なげない演技。最後の後方屈伸2回宙返り下りの着地もまとめ、13.466。3番手の中村遥香選手は『しゃがみ立ち3回ターン』を決めますが、その後の3連続のアクロバットで落下のミス。それでも最後の着地は止め、12.800と得点を残しました。日本はチーム得点39.966で8位スタートとなります。 2種目めのゆかでは、1番手の中村遥香選手、2番手の岡村真選手が安定した演技を披露すると、3番手は種目別決勝にも進む岸里奈選手。冒頭H難度『シリバス』を決めると、その後も高さのある宙返りを決め13.433をマーク。この種目39.599をマークしました。 3種目めの跳馬では、スペシャリストとして代表入りした1番手・牛奥小羽選手が『伸身ユルチェンコ2回ひねり』の着地をまとめ、13.833をマーク。さらに2番手の中村選手も同じ技に挑み、着地も小さく1歩。13.966と14点に迫る得点を出し、この種目40.765とこの日初めて40点台をマークします。 最終種目では岡村選手、岸選手がミス無く演技をまとめます。3番手の中村選手はG難度『デフ』を決めると、自らの名がつくD難度『ナカムラ』も成功。後半のフット倒立1回ひねりではバランスを崩し半ひねりになってしまいましたが、落下のミスは回避し終末技までつなげました。12.433をマークするとチーム得点は39.133。 平均台で落下のミスこそ出ましたが、以降は4人で演技をつないだ日本。4種目合計159.463をマークし、五輪の舞台で堂々の団体8位となりました。