久々に夫婦で出かけた飲食店。50代夫が店員に横柄な態度を取りました。その姿を見て離婚を決意。周りからは「そんなことで?」と言われますが、私がおかしいのでしょうか?
熟年離婚が増えている。2022年には約23.5%と1947年に統計を開始して以降、過去最高の数字を記録した。 離婚した夫婦のうち、4組に1組が熟年離婚ということになる。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「そもそも寿命が伸びたことで熟年夫婦の数が増えていることはりますね。加えて女性の自立は大きく関係しているでしょうね。夫に頼らずにも暮らしていける経済力をつけることができた。結果、我慢をしなくてもよくなったということでしょう」。 離婚の原因は様々だが、積年の恨みは大きいだろう。 「感謝の言葉を伝えてこなかったとかよく聞きますよね。確かに当たり前の存在になりすぎて、蔑ろにしている部分は誰しもあるのではないでしょうか。離婚に至るには、瞬間的なきっかけはあれど、積み重ねという側面は大きいでしょう」。 今回は夫のある行動をきっかけに離婚に踏み切った女性の話だ。 -------------------------------------------------------------
菅長佳恵さん(仮名・52歳)は、大学生の娘と社会人になった息子を持つ母だ。夫とは結婚、23年。特別仲がいいわけでも、悪いわけでもなく、ごく一般的な家族として暮らしてきた。 「共働きです。私は子供を産んでからは時短にしましたが、。今は正社員に戻っています。子育ての多くを担ってきたと自負しています。ただ、今のように男性が育休を取るような時代でもなかったので、そんなもんだと今までやってきました」。 夫は2つ年上。去年から二人暮らしになり、改めて感じることが増えたという。 「朝食と休日のランチは、別々を提案しました。これから一生、夫の面倒を見続けるのはごめんだと思っていたので。会社の上司とかには、夫が可哀想と言われましたけど。そんなこと知ったこっちゃありません」。 お互いに自分のことは自分でやる方が健全だ。理解ができる。 「ですよね。大人なんだから。徐々にそんな生活に慣れてきた矢先のことでした」。 珍しく、休日のランチに夫から食事に誘われたのだと話す。 「そんなことあんまりないから、どうしたのかな?ってびっくりしたくらい。でもお天気のいい秋の日だったこともあり、誘いに乗りました。駅前に小綺麗なカフェができたんです。そこに行ってみようと言うことになったんですが…」。 天気が良かったこともあり、テラス席が空いてたらいいねと話をしていたそうだ。
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