スイス・チューリヒで本場のクリスマスを体感!ヨーロッパ最大級の屋内マーケット、きらめくツリーやイルミネーションも!
天候に左右されず楽しめる駅直結屋内マーケット
クリスマスマーケットといえば、ドイツをイメージする人が多いと思うが、スイスのクリスマスマーケットも人気がある。屋内のマーケットとしてはヨーロッパで最大規模の駅構内で開かれるマーケットや、街のあちこちで開かれる華やかなマーケット、そしてきらめくツリーやイルミネーション……。そんな魅力的なクリスマスの雰囲気を体感しに、スイスのチューリヒを訪ねた。 かわいすぎる!チューリヒ名物の”歌うクリスマスツリー”
11月下旬からクリスマス前後の4~5週間、ヨーロッパの各都市ではクリスマスマーケットが開かれ、飾り用のオーナメントやキャンドル、工芸品、お菓子やホットワインなどを求める多くの人でにぎわう。アドヴェントと呼ばれるこの期間は、一年で一番ロマンチックなシーズンだが、同時に厳冬期でもある。寒さに震えながら広場に並ぶ屋台をのぞいたり、幻想的な風景を楽しむのはちょっとつらいかも。そう思っている方におすすめなのが、スイス・チューリヒ中央駅のメインコンコースで開催されるクリスマスマーケットである。今年は12月24日まで開催している(一部23日までのマーケットあり)。
日本からの直行便があるスイスの玄関口・チューリヒ空港。空港から中央駅までは鉄道で10分ほどとという近さなので、飛行機の乗り継ぎで少し時間がある、チューリヒから鉄道を利用するという場合も、クリスマス気分を楽しめるのが嬉しい。 駅を降りるとすぐにホットワインとシナモンの香りが漂い、高さ10メートル、リンツ社のチョコレート「リンドール」が500個以上彩られたクリスマスツリーに目を奪われる。ツリーの周りには120軒ほどの屋台が取り囲み、子どもたちの弾む声が響き、ホットワインを手に談笑する大人たちも。ホットワインは日本では赤ワインが主流だが、飲みやすい白もあり、冷えた体をよく温めてくれる。屋台には焼き菓子やチョコレート、木製のおもちゃやハンドメイドの雑貨などもあり、ちょっとしたお土産選びにも事欠かない。