机バンバンの兵庫・相生市長 斎藤氏の入り待ち、両手合わせて直接謝罪「心からお詫び」
兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏を会見で批判し、机を激しくたたく振る舞いが交流サイト(SNS)上で批判された同県相生市の谷口芳紀市長は26日、県公館で行われた知事と県内首長との懇話会の場で、斎藤氏に直接謝罪した。 【写真】斎藤氏「ずっと一人ぼっち」雨中の演説で本音ポツリ 谷口氏はこの日、会場出入り口で斎藤氏が入場するのを直立して待ち、会見での言動を謝罪して深く頭を下げた。斎藤氏は笑顔で応じ、「ともに頑張りましょう」と声をかけたという。 会合終了後、谷口氏は記者団に「私の言動で大変ご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げた」と明かした。「反斎藤」の考えを変えたのかを問われると、「県民の民意が示されたわけですから」と述べた。 谷口氏は知事選で斎藤氏の対抗馬だった元同県尼崎市長、稲村和美氏の支援を表明した県内22市長の1人。選挙期間中の14日に県庁で記者会見した際、机を激しくたたきながら、斎藤氏について「県知事として資格がないんじゃないか、こう思っています!」と強い口調で述べた。 この様子を捉えた動画がSNSなどで拡散。相生市には電話やメールでで千件近い苦情が寄せられた。谷口氏は取材に「政治家として気持ちが高揚してしまい、申し訳ない」と釈明していた。